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JIROの独断的日記
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2009年01月27日(火) 1月27日は、モーツァルトの誕生日でした。

◆今まで載せたことの無い曲(その1)キラキラ星変奏曲

1月27日は、日本ではもう終わってしまいましたが、ヨーロッパではまだ、27日なので(01月28日(水)午前1時49分現在)、

良いことにしましょう。

モーツァルトがピアノの為に書いた独奏曲(ピアノだけで演奏する曲)はソナタが代表作ですが、

それ以外にも小品をいくつも書いています。そういうのを集めたCDがあります。

きらきら星変奏曲 モーツァルト:ピアノ小品集です。

アンドラーシュ・シフは1953年ハンガリー、ブタペスト生まれのピアニストですが、非常に音楽的な人だと思います。

通称「キラキラ星変奏曲」と呼ばれている作品があります。あの鈴木メソッドの最初に出てくる「キラキラ星」を主題とした

変奏曲ですが、変奏曲といっても、ずっと主題が残っているので(もっと複雑になると主題が変形されすぎて訳わかんないのがあります)

聴いていて、常に心地よい安心感があり、同時にあの単純な旋律をモーツァルトが料理すると、如何にもモーツァルトの音楽になります。

それでは、まず、お聴き下さい。正式な曲名は、「ああ,お母さん聞いて」による12の変奏曲ハ長調K.265(キラキラ星変奏曲) です。


キラキラ星変奏曲



可愛いでしょ? このCDの他の小品も面白いですよ。「グラス・ハーモニカの為のアダージョ」とか、「自動オルガンの為のアンダンテ」とか。

お薦めです。


◆これも初めてですね。フルートとハープの為の協奏曲。

これは、モーツアルト(1756-1791)が1778年にパリに滞在中に、フランスの貴族に頼まれて書いたのです。

ド・ギーヌ公爵という貴族で、素人なんですが、フルートがかなり上手かったらしい。モーツァルトはその娘に作曲を教えていて、

お嬢さんは作曲の才能は無かったけど、ハープは巧みに演奏できたと。それで、その令嬢が結婚するに際して、父から娘にプレゼントしたいから、

と頼まれて、モーツァルトが「へい、毎度」ってことで書いたのです。この頃のフルートは横笛ですが、フラウト・トラベルソという、

勿論今のフルートみたいに色々なキーは付いていない楽器ですが、それはともかく、モーツァルトはあんまりフルートが好きではなかったんですけど、

おカネは欲しい、というか必要ですから引き受けた。意欲満々で書いた筈は無いのですが、大変美しい音楽です。

それでは、どうぞ。フルートとハープのための協奏曲、ハ長調、K.299から第一楽章。

演奏は、アメリカの、オルフェウス室内管弦楽団(指揮者を置かないので有名)です。



フルートとハープのための協奏曲



良いでしょ? モーツァルトですから、当たり前なんですが、全く文句の付けようが無い。お薦めします。


◆これは、一度ぐらい載せたかな?「2台のピアノのための協奏曲」

最後は、割と良く演奏されるような気がしますけどね。2台のピアノのための協奏曲なんて殆どありません。バッハはバロックだから別として、

古典派以降では、他にメンデルスゾーンと、レスピーギが書いています。

しかし、やはりモーツァルトは格が違います。

これは、演奏も大変珍しい。指揮者だった、故・サー・ゲオルグ・ショルティとバレンボイム

(この前、ウィーンフィルのニューイヤー・コンサートで指揮した人。元々、ピアニストです)がピアノを弾いています。

ショルティも最初はピアニストを目指していたぐらいですから上手です。今の時間HMVがメンテナンスしていて、Amazonにはないのですが、

多分HMVのピアノ協奏曲第20番、他 ショルティ&ECO、バレンボイム、A.シフ(p)で、朝になれば、

リンクが繋がるでしょう。楽しい、陽気な音楽です。モーツァルト: 2台のピアノのための協奏曲変ホ長調 K.365です。


ダウンロード MozartConcertofor2PianosK365.mp3 (9429.8K)



テクニックの切れというのかな。素晴らしいと思いますね。この演奏。


先日もお願いして、くどくて申し訳ないのですが、クラシック紹介の日って結構手間がかかってるのですが、

なかなか得票できないのです。朝、上の3曲のどれでも良いから、1分ぐらい聴いてみて下さい。

そして、ご帰宅の後、清き一票をよろしく御願い申し上げます。

【読者の皆様にお願い】

是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。

【お詫び】
普段はメールを受け付けているのですが、最近、海外からのスパムメールがやたらと多いので、メールフォーム非表示にしてあります。

ココログからも、メールが送れますので、よろしければご利用下さい。


2008年01月27日(日) 吉永小百合 鳴りやまぬ拍手に感涙←「母べえ」まだ見ていないが、お薦め。
2007年01月27日(土) 「マーラー交響曲第5番第四楽章 アダージェット」今まで紹介した中で、一番長い曲を聴いていただきます。
2006年01月27日(金) 「このドミニカン派の坊さんは聖者だというけど、僕は少し怪しいと思う」(「モーツァルトの手紙」より)
2005年01月27日(木) 新大久保駅ホーム転落死亡事故は4年前の昨日だった。
2004年01月27日(火) 医師・病院たたきは国家的謀略らしい。
2003年01月27日(月) 「科学的事実」の曖昧さ。

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