JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆記事1:10月完全失業率は3.7%に低下、非労働力人口増に注視--総務省(11月28日11時59分配信 ロイター) 総務省が28日発表した労働力調査によると、10月の完全失業率(季節調整値)は3.7%と ◆記事2:10月有効求人倍率は0.80倍、04年5月以来の低水準--厚生労働省(11月28日9時4分配信 ロイター) 厚生労働省が28日に発表した10月有効求人倍率(季節調整値)は0.80倍と、前月比0.04ポイント低下し、 ◆記事3:10月の消費者物価1.9%上昇 前月比は8カ月ぶり低下--総務省 (日経)(28日 12:10) 総務省が28日発表した10月の全国消費者物価指数(CPI、2005年=100)は変動の激しい生鮮食品を除くベースで102.4と、 ◆記事4:家計の消費支出、10月は3.8%減 交際費など絞り込む--総務省(日経 28日 13:57) 総務省が28日発表した10月の家計調査によると、2人以上世帯の消費支出は物価変動の影響を除いた実質で前年同月比3.8%減り、 ◆記事5:10月の鉱工業生産3.1%低下 実体経済の悪化鮮明 (日経 28日 14:01) 米欧発の金融危機をきっかけに日本の実体経済が急速に悪化している。 ◆記事6:全地域で景況判断引き下げ=生産・雇用に厳しさ−地域経済動向--内閣府(11月28日17時2分配信 時事通信) 内閣府は28日発表した11月の地域経済動向で、全国11地域すべての景況判断を下方修正した。 ◆コメント:「不況」(depression)です。 28日(金)の朝、多くの指標が発表されました。内容は記事に書いてあるとおりで、どれも悪いです。 職探しをあきらめた人口がカウントされる非労働力人口は、男女ともに増加した結果、 また、有効求人倍率。求人倍率とは、求人数を求職者数で割ったもの。これが0.8倍。 求人倍率が1.0を下回っているというのは、仕事を探している人全員がが仕事に就けない状態。 去年の12月からずっと1%割れが続いてます。雇用情勢、悪いです。 【物価】 前年同月比、+1.9%です。前年同月比プラスは、昨年10月から13ヶ月連続ですが、ここ数ヶ月は2%台でした。 4ヶ月ぶりに2.0%を割り混みました。原油価格が下がっているからです。この傾向は続くでしょう。 ガソリン価格の下がり方、すごいですからね。 いい話は、これぐらいですね。 【家計】 企業の儲けが減って、給与所得が増えないのに、13ヶ月連続で物価が上昇しているのですから、当然、 財布の紐は固くなる。家計の消費が増えないということは、ものが売れないということで、 売れなければ、ものを作っている企業は儲かりませんから、コスト削減の為に、人件費を減らす。 リストラ。給料を引き下げる。ますます。ものを買わなくなる、という悪循環が止まりません。 【鉱工業生産】 10月は、前月比マイナス3.1%でした。景気が良ければモノがよく売れるから、生産が増加する。 特に自動車が、国内でも、頼みの綱のアメリカでも、売れません。マイナスになるのは当然。 いつ、プラスに変わるか、全く見込みが立ちません。 【地域経済動向】 これは、内閣府が3ヶ月に一回発表するのです。ここに載っています。 それの、平成20年11月の4ページを見て下さい。 全国を11の地域に分けて経済動向を見るのですが、前回、8月の調査時に比べて、景況判断を上方修正した地域がありません。 11全ての地域で下方修正されています。 全地域を一斉に下方修正したのはIT(情報技術)バブル崩壊後の2001年8月以来。 だそうで、如何に、見通しが暗いか、わかります。 【結論】 多少、改善が見込まれるのは、原油高がおさまった事に起因する消費者物価の上昇の鈍化ぐらいのもの。 しかし、今の景気が続けば、来年には、逆に物価が下がり続ける「デフレ」に陥るかも知れません。 とりあえず、物価上昇率が鈍化したことで、日銀の利下げ余地が出来たということです。 他の数字は皆悪い。完全に景気後退局面にあることが、経済指標から、明らかです。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。 【お詫び】 普段はメールを受け付けているのですが、最近、海外からのスパムメールがやたらと多いので、メールフォーム非表示にしてあります。 ココログからも、メールが送れますので、よろしければご利用下さい。
2007年11月29日(木) 「『ウィーンの音色』ヤマハが買収へ=ピアノ名門を傘下に」←師匠を買う奴があるか。
JIRO
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