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2008年07月15日(火) |
たまには違うルートで帰宅するのも、良いものです。20数年ぶりのお茶の水。 |
◆神田とお茶の水では、随分と雰囲気が違うのです。
私の会社の本社は丸の内にあるのですが、本社ビルが一杯になったので、
私が所属する部署は、暫定的に神田の○○町という場所に出来た新しいビルに数年前に引っ越しました。
会社まで歩く距離は神田駅で降りた方が短いのです。それで、今までは出勤時も帰宅時も神田駅を使っていました。
神田は神田で便利なのですが、何しろ古くからの会社や商店が多く、神田駅周辺にいるのは、私と同年配以上のオッサンが多い。
よく言えば、伝統を感じる。悪く言えばダサい、ということです。
先週、ふと、お茶の水から帰ってみようと思いました。
途中、神田神保町近辺の古本屋街に寄りたかったからです。
目当ての店は決まっていて、古賀書店という音楽書専門古書店です。
古い店で(神田の古本屋は皆古いですけど)、岩城さんが山本直純さんとの芸大時代の青春の思い出を綴った、森のうた
という本に、副科で指揮を渡邉暁雄先生に習っていて、遂に本物の学生オケを振る「実習」をやらせて貰えることになり、
課題曲はブラームスの交響曲第4番だったのですが、なかなか、スコア(総譜)が見つからず、「古賀書店」に探しに行った、
という記述があります。
私は、古書では無いけど、学生時代に高くて買えなかった、A4版の「ボレロ」とラベル編曲の「展覧会の絵」のスコアを買いました。
古本屋街も懐かしかったけど、そこから明大通りを通って、お茶の水に向かって歩いて、驚いてしまいました。
明治大学や日大の理工学部の立派にになったこと。昔はもっとすすけた感じだったのです。
尤も、ここを歩くのは20数年ぶりだから、変わっていて当たり前なんですけど。
お茶の水駅が近づくと、、私が大好きな「楽器屋」があります。私が高校生の頃、既に管楽器で有名だったな下倉楽器とか、
クロサワ楽器の管楽器部門があります。弦楽器(ヴァイオリン他)専門店もあります。
管楽器店に入ると新品の(当たり前ですが)トランペット、トロンボーン、ホルン、チューバ、
サックス各種(ソプラノ、アルト、テナー、バリトン)等が並んでいます。
金管楽器のコーナーへ行くと、金管楽器特有のバルブオイルというピストン部分に注す潤滑油の臭いがします。
私は、「ああ、これこそ私が一番好きな世界だ」、とつくづく思いました。
トランペットが狂おしいほど懐かしく、楽器を抱きしめたい(変な言い方ですが)衝動に駆られました。
とはいえ、キチンとさらう覚悟が出来ていないのならば、楽器を衝動買いなどするものではありません。
楽器に、楽器を作った人に失礼です。
とはいうものの、私は、ピース(マウスピース)だけでも買ってみようかな(金管は最初、マウスピースだけで練習するのです)、
買うなら、バック(ヴィンセント・バックという、アメリカの金管楽器とマウスピースの有名なメーカーがあるんです)
の7C(というサイズのマウスピース)だな、などと思い始めています。
しかし、そういうことをし始めると、いくらオカネがあっても足りません。
もう少しこの衝動が本物がどうか見極めたいと思います。
◆「若さ」の素晴らしさ。
お茶の水駅周辺が神田駅周辺と異なるのは、付近に学校が多いから当然ですが、若い人が殆どだ、ということ。
若いときには分からないけど、若い人はそれだけで、生命の輝きを発しているんです。それは眩しいほどです。
この学生さん達は、皆、私が大学を出て、社会人になった後に生まれた人ばかりでしょう。
彼らにはこれから無限の可能性がある。
もう何十年も昔のことですが、故・芥川也寸志さん(作曲家)がNHKの音楽番組に早稲田大学のオーケストラが出た時に、
「若いと言うことは素晴らしいね、人生でこれ以上のものはないね」
と、興奮気味に話していたのを思い出し、芥川さんの気持ちが分かるような気がしました。
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2007年07月15日(日) 新潟県中越沖地震に関する情報
2006年07月15日(土) 「<ジャワ地震>死者339人」 「ジャワ島」や「レバノン攻撃」より「秋田児童殺害」を優先する日本のマスコミ
2005年07月15日(金) 「台湾海峡紛争に介入なら核使用も=中国軍当局者、米国に警告−英紙」英字紙の引用は正確に行うべし。
2004年07月15日(木) 「逆風の中、よく頑張った」(小泉首相)←久々に笑ったよ。ありがとう。
2003年07月15日(火) 「嫌な事があったら、何か人に親切なことをしなさい」(小学校の担任の先生)