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2007年08月13日(月) |
正しい「愚痴」の聞き方/バッハ 管弦楽組曲第2番より「バディネリ」聞き比べ。 |
◆JIROの雑談的日記
毎日暑いですね。地球温暖化の影響といっても、最近20数年で平均気温が5℃も10℃も上がったわけではないですから、
このように暑さが身体にこたえるのは、やはり年なんですな。何だかんだいって、47ですから、もう人生の半分終わったのだな、
とか、最近、厭世的・抑うつ的です。
若い頃には想像もつかなかった心理状態を発見しました。
私は勤め人ですから、普段はNHKの朝のドラマ(正確には「連続テレビ小説」)を見ませんが、土曜日は
たまにみることがあります(午後の再放送ですよ)。
今のドラマ、全然興味がないのですが、ヒロインの女の子(比嘉愛未)、画面を通して見ても、明らかにやたらデカいですね。
調べてみたら、169cmだそうで。長身の女性タレントは控えめに(実際より低く)自己申告するから、本当は、
171〜173cmぐらいでしょうね。この頃の娘、ホント大きいね。
それは、余談でして、私がこの子に限らず、、売れている俳優・女優の卵みたいなのに関して「ショックを受ける」のは、
生年月日(月日はどうでもいいんだ)をみると、みんな、1980年代なのですね。
若い人は、当たり前だろ?と言いたいだろうが・・・。自分がそんな年寄りになったのかと思ってね。
何か、ショックなのです。
私も、(くたびれているから、普通より抑うつ的なのだが)もう用済みだな、と思って。
はい?
そう思うからそうなるのだ?
一生青春だ?
サミュエル・ウルマンを読め?
常に新しいことにチャレンジしないと老ける?
好奇心を失ったら終わりだ?
うるせえな。そのたぐいの言い古された言葉など百も承知。その上で書いている。
比嘉愛未(ひが・まなみ)は1986年生まれ。私が社会人になって2年経ってから生まれた子が、
もう大人の女性になってるんだからね。この子の親父、私と同い年と聞いて、余計がっくりきた。
そのあたり、上手く説明できない。
ただ、なんとなく、これからはこういう若い人が活躍する(世界は違うけど)のであって、私の出番じゃないな、
と思ったら、シュン、としてしまったのです。
◆「愚痴」の聞き方
お前の愚痴など読みたくない?そうでしょうね。他人の愚痴を聞くのが大好き、という人は、あまりいないでしょう。
だけどさ。私はいつも一生懸命に調べて、天下国家を論じているのだから、たまには愚痴らせて下さいよ。
自分で愚痴を並べておいて、こういうことを書くのもなんだが、愚痴に対して「反論」しては、いけません。
私だって、散々聞いてきたのですよ。
読者の皆様から、随分色々と悩み事その他、「愚痴」の範疇に属するメールを頂きますが、
愚痴は、ただ聞いてあげるのが親切だと思います。
愚痴の内容が如何に非生産的であっても、それを誰かに聴いてもらうだけで、カウンセリング効果があります。
愚痴は、「云っても仕方のないこと」ですから、非論理的です。だから、愚痴に論理的に反論したら、相手は余計に辛くなります。
◆日本にはアメリカほどカウンセラーがいない理由。
日本では、サラリーマンは同僚と飲みに行きますね。
昔で言うと「赤提灯」(屋台の飲み屋ですね)という奴。ここで仕事上の不満、上司の悪口などを思い切りはき出せるわけ。
あれが、精神衛生上非常に良いんですね。
アメリカでは、こういう事はないのです。競争社会でしょ?上司の悪口など同僚に洩らしたら、チクられるかもしれない。
仕事が辛い、などと弱みを見せたら負け。周り中ライバル、という窮屈な社会なのです。
更に、最大の理由は、アメリカで男二人で、飲みにいったら、ほぼ確実に「ホモじゃねえか?」と噂が立つ。
アメリカの建て前はホモも容認するということになっていますが、
アメリカ人のホモじゃない男は、「あいつ、ホモじゃねえか?」と噂が立つことを非常に恐れるのですね。
なんのことはない。結局、内心、差別しているわけです。
以上のような社会的背景により、秘密を守るカウンセラーに愚痴るしかない。
それが、アメリカ人がカウンセラーを必要とする理由です。
◆【音楽】バッハ、管弦楽組曲第2番より「バディネリ」。いろいろ。
バッハの管弦楽組曲は四曲ありまして、フルート協奏曲のような第二番と、「G線上のアリア」を含む、第三番が有名。
バディネリは第二番の一番終わりの速い曲です。
正確に演奏するのが、とても大変なので、最初の音型が、「とってもとっても大変だ」に聞こえる、と以前書いて
かなりウケました。
今日、この曲を選んだ特別な理由はありません。四種類の演奏。
最初は、オリジナルのフルートです。これが原曲です。
ダウンロード BadinerieWinschermann.mp3 (1524.9K)
次は、フルートのパートをモーリスアンドレがトランペットで吹いた演奏です(これ以降は、偏向してます。全部金管絡みです)。
ダウンロード 07BadinerieAndre.mp3 (1419.5K)
英国の女性トランペット奏者アリソン・バルサムが無伴奏で吹いたものです。
この女性がラッパ吹きだというのだから驚きます。
矢鱈に上手いです。
ダウンロード BadinerieBalsom.mp3 (1779.2K)
最後は、私が最近非常に好んで聴く、ドイツの金管アンサンブル、ジャーマン・ブラスによる演奏です。
ダウンロード GermanbrassBadinerie.mp3 (1264.1K)
主旋律を一人が吹いて、後は伴奏、という編曲ではなく、主旋律を各楽器、乃至、パートが代わる代わるリレーしながら吹いていますね。
トロンボーン、四苦八苦していますが、吹ききっているのは見事です。
そして、曲の終わり方。さりげなく音が弱まり、消えてゆく。とても音楽的だとおもいます。
今日は、全然統一感の無い記事になってしまいましたが、ご容赦のほど。
それでは。
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