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JIROの独断的日記
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2004年12月26日(日) 「クラシカルMIDIデータベース」という凄いサイトがある。

◆クラシカルMIDIデータベース

 

 DTM(デスクトップ・ミュージック)というのは、如何にも日本人が凝りそうな趣味である。実際、凝る人の執念は凄い。

何せ、交響曲一曲丸ごと打ち込んでしまうのだから、その労力だけで、気が遠くなる、

しかし、これを行っている人が、日本中にごまんといることは、知らない人が多いであろう。

Classical MIDI net-クラシカルMIDI総合案内-というサイトは、クラシック音楽のデータベースのサイトであり、ここから直にMIDIファイルをダウンロードすることは出来ないが、200を超えるクラシックDTMサイトへのリンクが貼られていて、今週はこんな曲が新しく登録されましたというようなことが、わかる仕組みになっている。


◆あまりにも膨大なので・・

 

 クラシックになじみが深い人は、作曲者名か作品名、作品番号でお目当ての曲を検索することができるだろうが、それ以外の人は、一体どこから手をつけたらよいか迷うであろう。

あくまで、私のお薦めであり、興味のない方は無視して頂いて結構であることはいうまでもないが、このサイトは週一回クラシカルMIDIマガジン(無料)を配信していて、直近1週間に新たに登録された曲が載っている。

ここから、何となく知ってそうな曲があるサイトへいってみて、MIDIファイルをダウンロードして聴いてみるといいのではないかと思う。


◆音源が・・・

 

MIDIはWindows Media Playerで聴けるし、フリーの再生ソフトがたくさんある。ポップスならそれでいいのだが、クラシック、つまりアコースティック・サウンドの再現は難しい。音源でかなり聞こえ方が違ってしまう。一番原音に近いのがピアノソロである。同じソロでも、ヴァイオリンソロは、普通の音源では聴けたものではない。ハーモニカみたいな音になってしまう。さらに、オーケストラ曲などは音色の数が多いので、MIDI作成者と同レベルの音源を持っていないと、ぺーぺーした音になる。

 ところが、良くしたもので、多くのサイトでは、MIDIをMP3に変換したファイルを置いているので、それをストリーミングで聴くか、ダウンロード(必ずDLできるとは限らない)してから聴けば、かなり本物に近い音がする。 

 このような話を書くと、「なにもそんなことをするぐらいなら、クラシックのCDを買えばよいではないか」、という人がいるだろう。

そうなんですがね。私は、今までクラシックになじみが無かった方に、どうやったら聴くきっかけを提供することが出来るか、を考えているわけですよ。

それで、とりあえず、PCの前にいたままで、無料で聴けるDTMが適当かなと思いついたのです。


◆お薦めサイト

 

 Web制作会社というのかな。MIDIだけを専門とする会社ではないのだが、デジタルコンテンツ企画制作のビービーオーという会社があり、この会社のサイトに、プロが作った、bbo midi listという、クラシックMIDIのページがある。今日現在で104曲あるそうだ。これが、素晴らしいです。MIDIといっても、前述したように、MP3に変換してあるから、音が良いのです。

MP3の出来も大変素晴らしいのだが、選曲がいい。比較的ポピュラーなのです。長くなくて。どれから、お聴きになっても良いが、2曲目、バッハのカンタータで最も有名な、「主よ、人の望みの喜びよ」というのは、大変気持ちが落ち着きます。下の方を見ると、ルロイ・アンダーソンという人の一連の作品が並んでいる。「トランペット吹きの休日」「トランペット吹きの子守歌」あたりがお薦めです。それから、ホルストの「惑星」から「木星」(平原綾香ちゃんが本物だと思われては困るんだよ)。

兎に角このサイトは大変質が高く、かつ、取っつきやすいところが素晴らしいです。


 昔は、コンピューターに音楽を演奏させるなどということは、誰も考えていなかった。ところが、富田勲さんがシンセで、「展覧会の絵」(ムソルグスキー作曲、ラベル編曲)を発表して、世間をあっといわせた。30年前である。その頃、富田さんが使った機材は数千万円もしたのです。勿論、全部、米国から取り寄せ。最初は富田先生も全然使い方が分からなくて悪戦苦闘したそうです。

それが、今は、数万円のパソコンで素人が誰でも出来るようになってしまった。世の中変わったものですね。


2003年12月26日(金) 「自衛隊を派遣するのはイラクにいる困った人を助けるため」? パレスチナやアフガン難民は何故助けなかったの?
2002年12月26日(木) はた迷惑な酒飲み

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