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2004年12月05日(日) |
「陸自幹部が改憲案作成 自民大綱素案に反映」 危ない国になってきたな。 |
◆記事1:「陸自幹部が改憲案作成 自民大綱素案に反映」
陸上自衛隊の幹部隊員が、軍隊の設置や、集団的自衛権の行使を可能とする内容の憲法改正案をまとめ、10月下旬、自民党憲法調査会の中谷元・改憲案起草委員会座長に提出していたことが4日、分かった。
この中で示された趣旨はすべて同党の改憲草案大綱の素案に反映されている。
憲法改正という高度な政治的課題に「制服組」が関与したことは、政治が軍事を監督するシビリアンコントロール(文民統制)を逸脱するとともに、公務員の憲法尊重擁護義務にも違反する可能性が高く、批判を浴びそうだ。
中谷氏に提出された改正案は「憲法草案」とのタイトルが付けられ、陸自の中枢である陸上幕僚監部防衛部防衛課防衛班に属する二等陸佐の名前と、職場の連絡先が添付されている。
(共同通信) - 12月5日2時18分更新
◆記事2:武力行使伴う国際貢献参加 自民が改憲大綱素案
自民党憲法調査会(保岡興治会長)の憲法改正案起草委員会は17日までに、同党が来年11月の結党50年をめどに取りまとめる憲法改正草案大綱の素案をまとめた。
現憲法9条に関して自衛隊を集団的自衛権も行使できる「自衛軍」と位置付けた上で、武力行使を伴う国際貢献に参加できるとしたのが特徴。
徴兵制は認めていないが国民には「国家の独立と安全を守る責務」を課す。首相は(1)防衛(2)治安(3)災害−−の3つの緊急事態を公布でき、その際には自衛軍が秩序維持に当たる。緊急事態が布告された場合には憲法に規定された基本的な権利、自由を制限できるとしており、国家統制的な側面をにじませた。
天皇制については「日本国の元首」とし、女性天皇も容認した。
起草委員会はこの素案を基に議論を進め、年内に改憲草案の大綱を決定する方針。ただ自民党内にも集団的自衛権行使など海外での武力行使には慎重な意見もあり、大綱取りまとめまでには曲折がありそうだ。2004年11月17日(水)
◆コメント1:武力を行使するとは、どういうことか、リアルに想像してみろ
11月中旬に記事2「武力行使を伴う国際貢献」という記事を見て、ため息が出た。
どうして、これほど人間というのは、バカなんだろう。
「武力行使」をしても、痛い思いをして死ぬ、無辜の民が増えるだけである。
「武力行使」が決して平和をもたらさない、ということが、今のイラクを見て、分からないのか。
日本が、わずか60年前、戦争で焼け野原になったことを、もう忘れたのか?
軍事大好き人間達に不足しているのは、歴史の勉強と、想像力と、他人の苦痛を思いやる精神である。
戦争は、サバイバルゲームではない。
鉛の弾が人間の身体を貫き、頭を吹き飛ばされた人間の脳が飛び散り、腕や足を引きちぎられた子供が激痛に苦しむのだ。
武力行使とは、聞こえを良くしただけの、国家が承認した人殺しのことである。
イメージ出来ない人が、戦争の事を嬉しそうに情熱をもって語るのだ。
そう言う奴は、仕方がない。これを見ろ→Fallujah in Pictures。
怖くても、気持ち悪くても見ろ。トラウマになりそうでも、見ろ。
これが、ファルージャでアメリカが非戦闘員にしたことだ。 これが、戦争だ。
ある国の人間が他国に侵攻していって、武力を行使すれば、必ずこの写真のようなことが起きる。
これを国際「貢献」だと本気で考える奴は、自分の知能を疑うがいい。
◆コメント2:自衛官は全員、自衛隊法全文を500回声に出して通読せよ。
自衛隊法第六十一条(政治的行為の制限) 隊員は、政党又は政令で定める政治的目的のために、寄附金その他の利益を求め、若しくは受領し、又は何らの方法をもつてするを問わず、これらの行為に関与し、あるいは選挙権の行使を除くほか、政令で定める政治的行為をしてはならない。
2003年12月05日(金) 小泉首相は、亡くなった奧参事官、井ノ上書記官の帰国を自ら出迎えるべきだった。/イラク人もしっかりしろ。
2002年12月05日(木) 曾我ひとみさん達の笑顔を見ることが増えてきたね。