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JIROの独断的日記
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2003年07月05日(土) イラク復興特別措置法は間違っている。イラク戦争は「大量破壊兵器除去」が目的だったはずだからだ。

 この日記で、すでにイヤになるほど繰り返している事であるが、まだ、書きますよ。私は。

 「イラク復興特別措置法」の目的はイラクを占領しているアメリカ軍を支援するために、陸上自衛隊をイラクに派遣することを可能にすることである。

 自衛隊を海外に送り出すために最初に作られた法律は「PKO協力法」だが、これは、「国連が正式に行う」停戦監視や暫定統治などに参加するために限られる。

 周知のとおり、アメリカは国連決議を経ずに勝手に戦争を始めた。国連軍はイラクを攻撃したり停戦監視したり、していない。だから、PKO協力法を適用して自衛隊を送ることはできない。

 しかし、小泉政権は、情ないことに、何としてでも、自衛隊をイラクに派遣してアメリカに協力してご機嫌を取りたい。そのためには、今回のイラク戦争に限って特別に自衛隊を派遣するための「イラク復興特別措置法」を作る必要があったのである。

 この法律の名称が既におかしい。「イラク復興〜」って、誤魔化すなよ。日本はアメリカがイラクの大量破壊兵器を除去することを支持していたのである。だから、自衛隊を送るとすれば、大量破壊兵器を除去することを支援することが目的でなければならない。

 大量破壊兵器は結局なかったじゃないか。アメリカがウソをついて始めた戦争の尻拭いをするために、どうして、わざわざ新法を制定して、巨額の血税を投じて、自衛隊をイラクに送らなくちゃいけないんだ?

 日本はアメリカを支援するどころではない。「おまえ、大量破壊兵器ってのはウソだったじゃないか!」とアメリカを糾弾すべきなのである。

 尤も、それをいうのも、本当は恥ずかしい事なのだ。イラクが大量破壊兵器を持っている、と小泉首相が主張した唯一のよりどころはアメリカの情報だったのであって、日本独自では何も検証できないのであるから。

 昔から言われることだが、日本人は情報に対する情熱が希薄である。日本のマスコミはしばしば、「ロイターが伝えるところによると〜」とか「アメリカのCNNテレビが放送したところによると」などという前置きを平気で使う。恥ずかしくないのかよ?お前ら自身情報屋だろ?他人が取材した事そのまま伝えるのなら素人とかわらないじゃないか。

 日本政府にも内閣調査室とか一応あるけれども、世界で起きていることを、「自分の目で」確かめずに国際政策を決定できない、というのは国家として一人前といえないのである。情報収集のプロを増やすべきだ。


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