JIROの独断的日記
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2003年03月15日(土) |
「地球外知的生命体探査計画」(SETI)からメールが届いた。 |
SETI@homeに参加している人は日本にもかなりいるはずである。SETIとは"Search for Extraterrestrial Intelligence"の略。アメリカのカリフォルニア大学バークレー校が行っているプロジェクト。プエルトリコにある世界最大のアレシボ電波望遠鏡で宇宙からの電波を収集し、その電波を1/4メガバイトのサイズに切り分け、インターネットに接続している世界中のパソコン(あらかじめ無料の解析用ソフトをダウンロードし、インストールしておく)で手分けして分析するという壮大な計画である。1999年にスタートして、いまや世界中で430万人が参加しているという。私も2年ぐらい前から参加している。
昨日、アメリカのSETI@homeからメールが来た。こんな事は初めてだ。但しニュースになっていたから、大体内容の検討はついた。
「いままで集めて世界中のパソコンで解析してもらったデータの中から、約150の、自然界の電波にしては強すぎる信号が得られたので、それらにターゲットを絞って、3月18日から20日にかけて詳しく解析する予定だ。その結果は近いうちに発表される。乞うご期待。」といったものである。私などはパソコンに余裕があるときに、その解析ソフトを動かしているだけなので、貢献度は殆ど無きにひとしいのに、こうしてわざわざメールを送ってもらって、ちょっと、嬉しかった。
太陽系が属する銀河系は直径が10万光年の大きさでその中には2000億以上の星がある。そして、宇宙全体には似たような銀河が500億個以上も存在するといわれる。我々の銀河系から一番近い銀河はアンドロメダ銀河だが、一番近いといっても、地球から220万光年の彼方にある。宇宙の年齢は137億年である、という研究結果も最近発表された。とにかく天文学の話は壮大でいい。
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