JIROの独断的日記
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2002年11月22日(金) |
高円宮様のご逝去を悼む。心停止時の応急処置の知識 |
昨日、高円宮殿下が逝去された。 ご冥福をお祈り申し上げる。
ご逝去の原因につき、新聞では「心室細動」と書かれている。
要するに心臓の筋肉があちこちでバラバラに収縮し、全体としては血液を送り出す事が出来なくなる状態。結果的に心停止と同様である。心筋梗塞の急性期に発生する。全身の血流が途絶えるため、当然意識はなくなり呼吸も停止する。
この場合、治療が1分遅れるごとに蘇生の可能性は10%ずつ低下し、10分以上遅れると助からない。救急車を呼ぶのは当然として、救急車が来るまでの間に、患者を上向に寝かせ、胸(左右の乳頭の真中)に両手を重ねて置き、1分100回の頻度で圧迫する。救急車が来るまでの間であれば、人工呼吸は必要がない。
一刻も早く救急車を呼ぶこと、とこの心臓マッサージで生死がわかれる。
殿下の早すぎる死を無にしないためにも、この程度の知識は、覚えておこう。
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