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JIROの独断的日記
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2002年11月14日(木) 高齢者は免許更新時に実技試験をしたほうが良いかもしれない。だが・・・

昨日、東京のど真ん中、銀座で、ベンツが紳士服店に突っ込んだ。幸い死者は出なかったが、歩行者1人が足の骨を折る重傷を負った。運転していたのは62歳の男性で、アクセルとブレーキを踏み間違えて、パニックになり、対向車線に飛び出したらしい。

ここ数ヶ月の間に、私が記憶しているだけでも、高齢者が「運転を誤って」起きた事故が何件もある。通学中の子供の列に突っ込んで、少なくとも1人を死なせた事故。幼稚園の2階建ての駐車場に車を停めようとして、間違ってアクセルを踏んだため、車が2階から地面に墜落。下で遊んでいた子供が、やはり命を落とした。

問題なのはいずれの場合も、車の操作ミスが事故の原因であって、しかも特別な状況ではなかったということだ。脇から飛び出した人をよけようとしたとか、予期せぬ事態があって、それが操作ミスの原因となったのであれば、情状酌量の余地があるかもしれない。しかし、全く外的要因がないのに、ハンドル操作や加速、減速の操作を間違えるということは、老化が原因となっている可能性が高い。

人間は年をとるにつれ、視力は落ちる、反射神経は鈍くなる。筋力も落ちる。敏捷性がなくなる。若いときに一回実技の試験を通ったからといって、そのときの肉体的条件のままでいられる人はいない。一定の年齢になったら、免許更新時に実技試験をしたほうが良いと思う。

ただ、理屈はそうなのだが、免許制度をそのように改正すると、当然、急に車の運転ができなくなってしまう人がでてくるだろう。遊びのために車に乗るのなら、まあ我慢してもらうとしても、車の運転を職業としている人、或いは仕事に車がどうしても必要な人、車が運転できなければ生活に著しく支障をきたす人は大勢いる。そういう人はどうしたらいいだろう?

書きながら考えたが、名案が浮かばない。


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