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JIROの独断的日記
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2002年11月08日(金) しし座流星群19日未明ピーク。天文学の話題は壮大で、なかなか良い

日々の暮らしに追われていると、身の回りの細かい事にしか、関心が向かなくなり、ストレスも多い。そんなときは星空を見上げると、というとちょっとキザだが、宇宙の話題に触れると、人間同士のゴタゴタなど、実に取るに足らないことである、という事実に気づき、おおらかな気分になる。

 なにしろ、太陽系が属する銀河系は、直径が十万光年の大きさで、2000億個もの星がある、というだけで驚く。しかし、そんな銀河系も宇宙全体にとってはちりのような存在であって、宇宙全体には似たような銀河が500億個以上もあるといわれる。銀河系に一番近い銀河はアンドロメダ銀河だが、一番近いといっても、220万光年のかなたにある!!!

 地球上に最初の単細胞生物が出現したのが40億年前で、それが、次の進化の段階、つまり2個の細胞から成る生物に達するまでに30億年という訳の分からないような、途方も無く長い時間が必要だった・・・などと言う話を聞くと、気が遠くなりそうだ。人類などはついさっき、生れたも同然である。

 こんな事を考えたのは、今年のしし座流星群は今月19日未明がピークだという天文ニュースを読んだからだ。

 昨年のしし座流星群は実に感動的だった。都会で生まれ育ったせいもあり、流れ星などお目にかかったことの無い私にとっては、一晩であれほど多くの流れ星を見たことは、実に衝撃的な体験であった。今でもあの美しい夜空は脳裏に焼きついている。

 今年は、満月の前日だし、諸条件が昨年ほど良くないようだが、それでも、星空を見てみる価値がある。1999年から続いてきたしし座流星群の大出現も、日本で観測できるのは今年で一段落。次の大出現は33年後だというのだから。


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