JIROの独断的日記
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2002年11月04日(月) |
安倍官房副長官の方が首相よりも毅然としている |
安倍官房副長官は、昨日、拉致被害者で一時帰国中の地村さんの家を訪ねて、日朝交渉のいきさつを説明した。
席上、地村さん夫妻が「子供と会いたい、一日も早く帰国を実現して欲しい。」と希望を述べたのに対して、安倍氏は、「政府が責任を持って子供たちが帰国できるよう努力する。」とはっきり答えたという。 この「はっきり答える」というのは大変重要な事である。日本政府が努力すべきなのは当然なのだが、肝心の小泉首相は責任を取りたくないのか、確固たる意志を表明しない。いまや完全に拉致問題に関しては安倍官房副長官に任せた形となっているが、これは、一つには拉致被害者の家族たちからの信頼も篤いからだという。
家族たちの日本と、北朝鮮二つの国家に対する毅然たる態度も立派なものだが、その家族の一人は安倍氏を評して「この人は本気で考えてくれているな。と感じた」と述べている。首相や福田官房長官とはもう、会いたくないのだとも言う。それはともかく、毅然とした国家の意思を代表できる安倍氏を、今回の拉致問題を見ていて、見直した。
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