4日26:20 追いやり。２
tさんが好きです。
初めて会ったときの印象は、怖いオニイサンでした。
でも、声が印象よりずっと高くて優しくて滑らかでした。
アパレルに勤めてるヒトの声ってこんな感じ。
いつから気になったのか。。
もう全然わかりません。
もしかしたら、会って２日目かもしれないし、
１年後だったかもしれない。
初めて一緒に出掛けた日も、
初めて家に遊びに行った日さえも忘れてしまった。
あの時はもう好きだったのかな。
いや、まだ気になってただけだったのかもしれない。
もう以前のことで忘れてしまった。
香水に興味を持つようになったのも、
振り返ってしまうのも、
スカートを履くようになったのも、
全部、tさんがキッカケだった。
意味深な言葉に無意味に反応して、
ドキドキして、
遅いけどあたしの本当の初恋ってコレだった。
むっちゃ遅いけど。
同級生に子供いるヒトがいるくらいなのに。
今までと申し訳ないけど、
全然違う。
明らかに違う。
女子高生が電車に乗ると不機嫌になった。
私を尊重してくれた。
煙草を吸う仕草が好きだった。
赤が似合うと言ったら、着てきた。
髪が黒くても悪くないよ。。そう言ったら黒くしてきた。
７つも離れてるのに、そんな意識は一切なかった。
とりあえず、頭は黒くした。
コチラから連絡を取るのはやめた。
でもたまに会いに行くくらいはいいでしょ？
会いたいと思ったら
会えるところにいる。
これがいけないんだって。
これが忘れられない原因だって。
確かに。
当たってるわ。
仕事中なのに、下の名前で呼んでくれた。
嬉しかったのに、
「仕事中はダメですよ。」
なんて言ったのを覚えてる。
仕事バカめ。
はがゆい。
スタッフは、
そんな私と彼がそっくりだと言った。
話し方、内容、仕草、・・
実際、会って数分のヒトにはわからないモノだけど、
一番一緒に居る時間が長かった猪上（仮名）は
誰よりも、その共通点に驚いてた。
怖いって。笑
それでも噂になったのは、私でなくiとtさんだった。
その噂は噂でなかった。
破れた。
未だに。
もう時効ってことで、見られてもヨシってことで。
ハハハ。
最近、
様子が変わってきたような気がする。
気になるヒトがいるんだ。
でも、近づくのは怖い。
だから、ゆっくりしたかった。
ゆっくりでいいから知ってもらいたかったし、
知りたかった。
間違いかもしれないけど、
マイペースで。。
そのヒトのペースを乱すなんて考えもしなかった。
嫌われたくないだけだけなのに。
空回りしてる。
ちょっとお休みしよう。
そう思った。 |
