それすらもまた日々の果て |
姫崎せりか |
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水晶内制度・感想 笙野頼子先生の『水晶内制度』@新潮。ようやく読了しました。 通読できなかったのは体力がないから。笙野先生の小説は体力が要ります。 何故かと言うと。 うわーっ。 などと水晶内制度ギャグをやっても判って貰えないでしょうが。 (ごめんなさいごめんなさいごめんなさい) 以下、誰の、何の役にも立たない、只の感想です。 面白かったです。もしかしたら今までの笙野先生の作品の中では一番「読み易かった」かもしれない。 『ありえない世界』を説明する、あの語り口は私のような体力ナシナシ読者にもとっつき易いと思われます。 森茉莉なんですが。分離派に支持される、かな――…? 愛情と性を分離させてる、人形夫を持つ女性が「分離派」なんですが。 森茉莉?う―ん? 確かに森茉莉なら、パッパの人形と一生幸せに暮らしそうだけど。 父親の影響をあれだけ受けまくった人が、ウラミズモに受け入れられ…ますかね。父親のモノの見方や趣味を刷り込まれている、あれは洗脳されてると言っても良いかもしれないのに。 でも、男社会に迫害され、反抗し、抵抗し、怒りに満ちた生涯を送っているのも事実で。 …う―ん、微妙…。 そして何より、作品の途中に挿入されている介護用のベッドとシャワー設備の広告by三洋電機が!女性二人でにっこりしているあの写真が!! ……ギャグかと思ってしまいました。 うわーっ。 うわーっ。 うわーっ。 ……ごめんなさい(滅) |
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