それすらもまた日々の果て |
姫崎せりか |
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こんなところに 笙野頼子先生繋がりで『新潮』入手。 『水晶内制度』巻頭460枚一挙掲載。 いや、まだ全部は通して読んでないんですが。 パラパラとページを捲って行くと、突然浮かび上がって見えてくる文字。 (以下引用) ウラミズモの日本古典の受容の仕方は独特なもので、一番翻訳され売れている大衆文芸が吉屋信子、ふたつしかない大学院のその一方にしかない文学科で、最も多く論文が出るのが分離派の提出する森茉莉論だ。 新聞を読んでいると、あるいは街を歩いていると。 不意に好きな人の名前が、好きな人の名前の文字が目に飛び込んでくることはありませんか? 私はあります。 というわけで、突然目にしてしまった『水晶内制度』。 どういう小説家と言うと、女の人ばっかりで構成された日本国家内のウラミズモという国で、神話を語ることになった小説家の話(ものすごくぶっちゃけてます。ごめんなさいごめんなさい)です。 いやー、吉屋信子と森茉莉が並ぶとは。新鮮を通り越してビックリでした。 わかるけど。わかるけど。わかるけど―! 思わず本棚に駆け寄って、『花物語』とか『女人・吉屋信子』(by吉武輝子)とか引っ張り出してきてしまうま。 何だろう。ドキドキ。ちゃんと読まなきゃ。 というわけで、これから読みます。 |
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