スカーレットの心のつぶやき
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私が川柳を始めたのは
夫が亡くなった年の秋
今年で八年目に入る。
川柳には全く縁のなかった私が
今では寝ている時間をのけて
殆ど、頭の中は川柳で占められている。
今までもやめようかと思ったことは何度もある。
それでもこうして続いているのは
結局、私に合っていたということだろう。
たった17文字の中に
人間を読み込む川柳と
季語を使って情景描写をする俳句には
似て非なるものがある。
元々、心理学に関心があり
大学時代、心理学のゼミに入っていた。
他人の心だけではなく
自分自身の心を見ることに
時間を傾けても惜しくなかった。
俳句とは異なり
人の心を入れ
人間を詠む川柳が私は好きだし
案外、難しいと思う。
七年の間、大きな賞を取ったりした。
ボツになってもそれでも
めげることがなかったのは
川柳は数学とは違い
正解はないからだと思う。
感性は人それぞれだ。
だから、良い句、悪い句はないと思う。
先月開催された
「一朶の雲」川柳大会で
選者をさせていただいた。
有難いことだと思う。
そして
それが、私にとって
ステップ出来る機会となったのも確かだ。
私が代表をつとめる川柳の会が9月1日にある。
その時に私が皆に言いたいことがある。
言葉は大切だけれど
心が大事だということ、
作句よりまずは鑑賞力をつけることが大事だと。
人の句を添削するのではなく
ヒント的なことを言って
作者が自分で考える力をつけてもらえるよう
勉強のやり方を私なりのやり方にしたい。
改めて良い勉強会にしたいと心から思う。
スカーレット
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