スカーレットの心のつぶやき
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昨日は一年前から入院している友人のお見舞いに行って来た。
予てより、行きたいと思ってはいたものの
病状が面会に適しているか分からなかったし
友人を身内のように支えている私の親友から
まだ、行かない方が良いと言われていたので遠慮していたのだ。
最近、彼女のご主人の了解が取れたと親友から連絡が入り
お見舞いに行けることになったのだ。
けれど、一日とて、彼女のことを思わない日はなかった。
何気ない、さりげない日常の中で
ふと、思い出し涙することもあった。
意識はあり、耳も聞こえながら
自分では言葉を発することが出来ない状態の彼女のことを思うと
本当に胸が痛んで、かける言葉も考えてしまった。
それでも、昨日の彼女は今までと違って
目をぱっちり開け
私たちが顔を覗き込んで話しかけたら
表情が変化したり、目も分かっていると感じた。
意志の疎通ができたのだ。
涙は出そうだったけれど
彼女の反応に思わず笑顔で話しかけてしまった。
何を言っていいのかも分からないまま
結局、10分ほど居てお暇してしまった。
もう少し長く居てあげれば良かったのにと
病院の外に出てから後悔した。
彼女に「また来るけんね」と声をかけたら
今までは反応もあまりなかったというが
「ウウウウ〜〜〜」と答えてくれたのだ。
嬉しかった。
やはり誰かが来てくれることを
彼女は待っていたのだと思う。
また行こうと思う。
そして、今度はもっと色んなことを話しかけてみようと思う。
スカーレット
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