スカーレットの心のつぶやき
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人が段々と弱っていく姿を見ることほど
心が重く、また辛いことはない。
病気は治るものだと信じていた私。
病気は誰でもするものだが
それはいずれ治っていくものだと思っていた。
私があれほど長い間苦しんだ病気でさえ
数十年経った今では
殆ど全治していると感じる。
それなのに・・・
あれほど元気で病気知らずだった父が
去年の11月に倒れてから
一進一退を繰り返しながら
今はもう昔の父の面影も殆ど感じられないほどになってしまった。
ベッドの上で食事を摂る時も
自分で体を起こすことがとても辛そうで
つい私が体を起こしてしまう。
なるべく自分でさすことが
結局は父のためになると分かっていても
つい手を貸してしまう。
昨日は私の病院の帰りに
夫と2人で父の病院に行った。
一昨日の夜からの高熱のため
体が段々としんどくなったと言う。
顔色はまだ悪くはないけれど
体重も40キロにまで落ち、
それと共に体力も相当落ちていると感じる。
「食べないといけないよ」という気持ちと
「そんなに欲しくないのならもう食べなくて良いよ」と思う気持が
私の心の中で葛藤している。
点滴はしているけれど
やはり人は自分の口から食べものを入れることが大事だ。
食べものが口から入ることによって
胃腸も働く。
脳の働きも良くなる。
だから、父には少しでも良いから食べて欲しい。
段々と弱っている父を見て
長くはないのか・・・と思う。
でも、そう思いたくない気持もある。
治ると信じること、
治ると暗示をかけること。
これこそ天風先生のいつも言われていることではないか!
希を捨てないで居たい。
父のためにも
そして私たち家族のためにも。
父の命が少しでも長くなるように、
今はそれを祈るしかない。
私の再手術の話は来月まで待つことになったが
そんなことはどうでも良い。
段々と弱っていく父の方が
私にはとても大切だから。
スカーレット
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