スカーレットの心のつぶやき
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2005年05月01日(日) すずらんの思い出

今年も我が家の庭に可憐なすずらんが咲き始めた。

このすずらんを見るたびに十一年前のことを思い出す。

その頃幼稚園に通っていた娘は

口中にヘルペスが出来て日赤病院に入院した。

娘にとって初めての入院だった。

二十四時間ぶっ通しの点滴と

食べられない辛さで精神的にも不安だったに違いない。

私もずっと病院へ泊り込んでいたので疲れを感じるときもあった。

そんなある日、

突然すずらんを手にしたスチュワーデスのお姉さんが

部屋の中に入ってきた。

そして、「早く元気になって退院してね」

という優しい言葉と共に

娘に可愛い小さなすずらんを手渡してくれた。

新聞社の取材があり、

翌日の新聞に娘の写真入りの記事が載った。

娘はその記事を恥ずかしそうに見ていたのを覚えている。

間もなく娘は退院し、もらったすずらんを庭に植えた。

その一輪のすずらんは段々と増えて

今では庭中いっぱい咲くようになった。

あの時幼稚園生だった娘も今年の春から高校生になり

毎日元気で通学している。

あれからもう十一年になる。

今朝、庭に出て可愛いすずらんを見ていると

あのときのことがとても懐かしく思い出された。


スカーレット