スカーレットの心のつぶやき
つぶやき 目次|過去|未来
私が住む地方では旧暦のお盆をすることになっている。
都会へ行っている人たちは家族と一緒に故郷へ戻り、 楽しい夏の思い出を作って又帰っていく。
その人たちの帰郷する目的の一つが先祖のお墓参りであることは確かだ。
お盆の入りには迎え火を炊いて迎え、お盆が済む16日には送り火をたいて さようならをするのだ。
昨日実家のお墓掃除に行ってきた。
本当は今朝早起きして行く予定にしていた。
早起きって半端じゃないよ。
毎年4時起き。
まだ外は薄暗く、車は勿論点灯して走る。
昨年もそうだった。
クーラーをつけなくても車の中が涼しい時間のドライブ気分。
今年もそうしようと思っていたのに、天気予報で今朝は雨と知った。
雨のお墓掃除も大変だ。
私は濡れるのが嫌いな人なので、どうしようと思っていて結局昨日行ったのだ。
父はお墓の汚れを落とすのだと言って、一生懸命掃除していた。
やはり手入れをちゃんとしていると綺麗だ。
家もそう。
父の掃除好きのお陰で実家はぴっかぴか。
玄関なんか建てたときと一緒だ。
お墓も去年掃除してもらい、今年の春には少し改造したから まるでまっさらみたいに綺麗だ。
お墓も家もそこに住む人によって綺麗にもなり汚いままにもなる。
これって自分自身の人生にも似ているのではないかな?
ありのままの自分を出して気取らず生きるのもその人の生き方。
自分を綺麗に飾った気取った生き方をするのもその人の自由。
なんて色んなことを考えているうちに父は掃除を終えていた。
母と一緒にお花の水を代え、花を活け直した。
お線香の火をつけて立てて拝む。
お願いはしないほうが良いのだそうだが、どうしても両親のことを願っている私が居る。
私の横で一生懸命に拝んでいる父と母の横顔を見ていて急に涙が出てきた。
こんな風に一緒にお墓参りが出来るのは後何回あるだろう?
私にとって一番考えたくないことだけれど、近いうちに必ず来るであろう両親との別れ。
お盆がやってくるたびに淋しい気がする。
一日でも長く生きていてほしいと心から願ってお墓を後にした。
スカーレット
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