スカーレットの心のつぶやき
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今日は 一年に一回のピアノの調律に来てもらった。
前のアップライトから今のグランドピアノに買い換えた時にも お世話になった ピアノの調律士さんだから いつも丁寧ないい仕事をしてくださる人で こちらもとても安心して任せられるし 話しやすくて とてもいい人だった。
彼は42歳でまだ独身なのだが お父さんが 病気になり 毎日通院しなくちゃいけないので お母さん一人に全てをまかすのは出来ないと いい腕を持ちながらも 辞めて家に帰り 当分はお父さんの看病やら 病院への送り迎えをすると決めたらしい。
「一人っ子が困るのがこんな時だ。」と言っていた。 今まで ずっと 一人で自由にさせてもらっていたから 今が親孝行する時だと思って 惜しまれながらも 会社を辞めたらしい。
仕事より親を取ったと言うことだ。
とても 惜しいけれどあれだけの腕があるから もし仕事復帰の時には きっと いい仕事ができるだろう。
それにしても 身につまされる話だ。
家も一人娘なので 私は自分のことで 娘を縛るつもりは無い。 自由にしてほしいと思う。 でも子どもとしたら 何かの時には 全てを一人でしないといけなくなるということだから 可哀想に思う。
彼のお父さんが一日も早く少しでも良くなられることを 祈っている。
スカーレット
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