今日の表紙は「ミナミの帝王」、コインランドリーとかで拾って読むと結構面白かったりするあのマンガ |
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2002年06月02日(日)
コミックスの表紙、全てに主人公が描かれてるんだけど、いやあこれがまあ笑ってない。それで何かしら掴んでる。というか握りしめている。札束だったり携帯電話だったり、ただ握りこぶしだったりなんだけどともかく肩に力が入ってて睨んでるか叫んでるか罵ってるかむすっとしてるかで、儲ってしょうがなくって可笑しいハナシのはずなのにキメのポーズは全て笑ってない。第七巻ではほんの少しにこやかなんだがそれも楽しくて微笑んでるとかそういうのではなしにカッコ付けてにやりという程度だ。 なんだかねえ、のべつまくなしに見栄を切ってるんだよね。全巻の表紙を見てると肩が凝ってきてしまう。で、思い出したんだけど携帯電話で仕事のハナシとかしてるときのセルフイメージが「ミナミの帝王」って人は多いんぢゃないか?電車待ちのホームとかで「はい、その件は急いでなんたらかんたら」って人を見ると携帯電話握りしめて肘が外向きにどんどん反りだしてたりして、んで小走りに頭と腰を突き出して叫んでたりして、心の光景としてはなんかイナビカリみたいな模様が飛び散ってたりするんぢゃないかと。すんげえ取り引きとかしちゃってる俺、ムツカシイ話してんだから口が歪んでたりするんだな。 帝王、儲ってんならもすこし景気のいい顔してくれ。
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