「ねー」 「何」 机にむかって何やら眉を潜める獏良のひざに、マリクは頭をのせる。 溜め息をついて彼をみるとマリクと視線がかちあう。 「………映画に行きたい」 「映画ァ…?おまえどうせ“暗いから怖い”とか言いだすだろ」 「う・‥…バクラがいるから平気だもん!」 「…つうか何でいきなり…俺、今シナリオ作ってるから邪魔すんな」 ペシッとマリクの額を叩いた後、自分の額にシャープペンシルをコツリとあてて、手にした紙に視線を戻す。 一方マリクはその態度にムッとして起き上がり、その紙を取り上げる。 「あっテメ…!」 「なんなのさーシナリオってー……」 そしてその文章を見てさらに眉を潜める。 その文章は、女が書いたかのような綺麗な字と、それとは違く達筆な字が入り交じっていた。 あきらかにそれは一人が書いたものではなく。 「……………これ、器と二人で書いてんの?」 「しょうがねぇじゃねえか…体使うなら書くってことにしてんだし」 「無視すれば良いじゃん」 「……無視してあとで王様とかにチクられると色々大変だから嫌なんだよ…」 「なにさ、結局弱いんだね」 作業を中断させられ、さらに喧嘩越しに酷く嫌な事を言われ、頭にきた獏良はマリクをギロリと睨み付ける。 「ンだと…!?」 「何さ!いっつも器優先じゃないか!」 「んな事ねぇよ!」 怒鳴られ、ビクリと震えるとマリクはヒステリックに叫び出した。 「なんで僕じゃだめなのさ!」 ラブラブもいいんだけどね。 見るのは好きだけどあんまりネタ思いつかないのよね。 てかうちのバマはよく喧嘩してるよね…なんか。(書き易いのか…?) つうか日本語下手だー…日本人のくせに…!
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