2010年02月15日(月)

■ ベジタリアンになって出直しておいで。

さっさと書いておかないと忘れてしまう。
2月半ばで今年はもう9本もの映画を観ている。
父親の介護でヨレヨレだというのは本当か。
どんな時間の使い方をしているのか自分でもちょっと謎だ。

とまれ、前々回で述べた「海角七号」、「2012」、「500日のサマー」に続く4本めは、
暮れの公開時に見損なっていた「イングロリアス・バスターズ」。
「タランティーノ×ブラピ」を売り文句にしていたようだが、
ブラッド・ピット以上の存在感を示したのはダイアン・クルーガーではなかったか。
あんなにも生き生きとした美女には、そうそうお目にかかれるものではない。

5本め、「クヒオ大佐」も昨年公開作品。
松雪泰子の薄幸の女ぶりがなかなかよかった。
満島ひかりについては「プライド」ほどのインパクトはなく、
堺雅人は上のブラピ同様、彼が演じなくても別によかったんじゃないかという感じ。

続いて話題のスウェーデン映画「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」。
これ、売り方間違ってる。あのポスター、絶対誤解を招いてる。
ウチのマダムはホラー映画だと思ってた。
さらにいうと、彼女は「猟奇的な彼女」についても今もまだなにか勘違いをしている。

7本めは「サロゲート」。
無駄に長くないのが取り柄で、まー、退屈はしませんでしたが。
平日の夕、観客ふたりというのがすべてを物語っているというか。
ブルース・ウィリスではなくウィル・スミスだったら、もう少し客呼べたかも。

8本め、「ゴールデンスランバー」。
ビートルズには格別な思い入れもないし、そもそもそんな曲知らない。
タイトルも曲もぼくに対してはまったく機能しなかったというのはともかく、
それにしても、別人として生きなければならないこの結果ってどうなのよ。
大きな陰謀についてのナゼどうしてとか、相武紗季とか、もうどうでもいいのか。
濱田岳も柄本明も都合よすぎないか。
ラストシーンと「幸福な朝食 退屈な夕食」は好きだが。

で、昨日観た9本めが「食堂かたつむり」。
死後見つかる手紙で泣かせるというそのあざとさが嫌なんだと、涙を流しながらぼくは思う。
好演の柴咲コウは、しかし、このイメージだと蒼井優の方がぴったりでしょうともぼくは思う。
そして、満島ひかりと柴咲コウはいつのまに和解したのかと。
あと、披露宴とラストの食材について批判的な意見については、
それが肉食ということなんだとぼくは強く思う。
ベジタリアンになって出直しておいで。


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