2009年12月03日(木)
映画「パンドラの匣」は県内での上映は皆無、都内でも2館でしかやっていなくて、 それも11月の27日で終わりだという。しかも朝一番の1回きり。 これは行くんだったら今日しかないと思い立ったのが23日のことだった。
と、3日に1度は日記を書こうとの決意表明をしたぼくは、 先月の、1週間以上も前のことを平気で書いてしまう。
計画はこうだ。 朝9時45分からの回を銀座で観る。 その後、日比谷公園で猫撮りして帰る。 そのためには8時半には電車に乗っていたい。 カメラバッグを肩にかけ、あたふたと家を出る。
3、40分がたって、次は川崎というところで異変は起きた。 腹具合がなんだかおかしい。なんかぐるぐるいっている。
実はぼくは歩く便意、山根君(cf. ちびまる子)とマダムに呼ばれている。 学生時代は書店に入ると必ずそれを催し、立ち読みというものがまったくできなかった。 都内まで通勤していた頃は、ひとつ隣の辻堂以外全部の駅で途中下車したことがある。 藤沢、大船、戸塚、横浜、川崎、品川、新橋のトイレ事情にはかなり詳しかったと自負している。 狙い目は戸塚、数なら横浜、品川は常時行列だから川崎で早めにすませておくのが賢明だとか。
というわけで横浜・川崎間。 この区間は次の川崎・品川間と並んで猛烈に距離が長い。 私鉄ならば急行、ひょっとしたら特急なみに延々と停まらず走っている。 ぐずぐずしているうちにここで脂汗を流す羽目になったことは何度もある。
だもんで、ここはやりすごして品川まで様子をみようなどと甘いことは思わず、あっさり川崎で途中下車。 はい、ぼくの用事はここですからねーという涼しい顔を装いつつ内心忸怩。 もう映画には絶対間に合わない。 あー、なんでぼくはこんなシネコンではやらないような映画ばっかり観たくなるんだ。 さよなら「パンドラの匣」。さよなら川上未映子。さよなら仲里依紗。 DVDでいずれ会おう。
続いたりする。
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