2008年10月22日(水)
20日以上が過ぎて初めて書く10月の日記。 こうなるともう、月報と呼んでしまいたい気分。 今や「海猫」の方にむしろ日記らしい記述があったりする。 それによると、17日から2泊3日で京都・大阪に旅している。 同行者は父と妹。まるで添乗員か引率者のようだったワタシ。
なぜかダブダブのズボンをはき、それに合わせたようなユルユルのベルトをしめた父、 10歩も行かないうちにずり落ちてくるそれを、ポケットに入れた手で支えて歩く。 トイレでは便座も上げずに用を足すので、そこら中にまき散らされたもので次の者が座れない。 狙いが定まらないんだから、小用でも座ってやれと言うておろうが。 夜中は3時になると必ず目を覚まし、トイレや冷蔵庫のドアの開閉を繰り返し、 袋をガサガサいわせてはなにやら咀嚼していたりする。ああ、もう、うるさい。 絶対に同居したくない思いをさらに強くして帰ってきたのであった。
というわけで、前回以降に観た映画。 「次郎長三国志」。 べべべん。またつまらぬモノを観てしまった。 どう見ても鈴木京香は古女房にしか見えない。 「パコと魔法の絵本」。 これは。ああ、これはもう。感極まっておりますが。 これはどうしたって泣けちゃうねぇ。 役所広司がうれしそうに「ワシはオーヌキだ」と言うたびにぐっときました。 いや、もう、他のシーンでも涙にむせびまくりなんですが。
読んだのは花村萬月「ワルツ」。 上中下巻を3ヶ月かけてちびちびと出す計画がイヤだ。 同時に出せ。まとめて買う。一気に読む。 残りページが減っていくのが惜しく思えた久々の本。 湊かなえ「告白」。 誰が演じるとハマるか夢想しながら読んでいる。 ドラマ化ないし映画化されそうな予感。
聴いたのはサミーラ・サイード「我が人生の日々」。 アラブ歌謡の女王。素晴しい。崇高。 ここまで聴き惚れてしまう作品は、ぼくにとって10年に1枚あるかないか。 デング・フィーヴァー「ヴィーナス・オン・アース」。 ヴォーカルにカンボジア女性を据えたアメリカのサイケバンド。 聴き心地悪く、実に奇妙。でも、背中ぞくぞく、癖になる。
ネタは小出しにして、もう少しまめに日記を書こうな、まるこめ君。
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