昼寝から起きたら、妻が月に一度の地雷娘に変身していた。警戒する間もなくぼくは手足を吹き飛ばされ、夏の日のリビングは一瞬にして阿鼻叫喚の修羅場と化した。よその掲示板で、妻のことを菩薩と呼んだのはつい先日のことだった。おのろけ扱いされたものだったが、そんなのは日替わり評価というやつだ。どこが菩薩。なにが観音。気がつくと、壁には大きな穴があいていた。ハルクか、ワタシ。