2003年07月07日(月)
ファイル交換について特集されている雑誌の多さに気づいた頃、 周囲のパソコン使いたちはすでにそれに血道を上げていて、 あー、やっぱりソコにいきますかと、 ぼくはちょっとため息をつきたい気持ちになってしまったのだった。
本当に欲しいものは代価を支払って手に入れるし、 それを払う気になれないものは、実はたいして欲しいわけではない。 そんな経験則を持っているぼくには、 さして欲しくもないモノを手に入れるのに躍起になっているようにしか、 彼らは見えない。
しかし、なにか欲しいものがあっての収集という手段ではもはやなく、 収集という行為そのものが目的と化しているような風潮のなか、 そんなにソレが欲しいのかと訊くのは、おそらく間違いなのだろうとも思う。
これ、彼らが貧乏で、ぼくが裕福だという話では絶対ないと思うがどうか。
|