2002年04月25日(木)
「おもしろいお店ってありますか?」 いきなり訊かれたのだった。 うちの近所、すなわち茅ヶ崎海岸近くにおもしろい店はないのかと。
それって、しかし、漠然としすぎてないか。 おもしろい店って、あんたなー。 ぼくにおもしろいことがみんなにもおもしろいとは限らんぞ。 っていうか、ほとんどの人はたいしておもしろくないはずだ。
で、ええと、ぼくには大きい本屋さんがおもしろいです。 紀伊國屋、とは言わないまでも、丸善とか。 でもまぁ、この近所なら文教堂でもまぁまぁ。 うちから徒歩1分。
あと、えっと、ぼくは妙なCD屋さんがおもしろいです。 ミャンマーやマレーシア華人のCDが平積みされているような。 トルコやレバノンのエッチそうなお姉さんのCDが山積みされているような。 しいてこの近所でといえば新星堂。 閉店した国分寺店とは比べるべきではないけどな。
おもしろい店はないかという問いに、しかし、 ぼくは上のような返答は一切せず、こう答えたのだった。 「やる気のない店ばっか。っていうか、趣味の店」
そうなのだ。 ここいらの店にはまるでやる気が感じられないのだ。 だから、平気で日曜祭日を定休日にしたりする。 それならと平日に訪ねてみると、こんな貼り紙。 「ニューヨークに買付けに行ってきます」
お店ごっこですか? 商売する気ないでしょ? 「お店やってます」と言える自分が好きでしょ? 顧客第一なんてコトバ、知らないよね?
茅ヶ崎海岸付近にそういう店が少なからずあることが、 関西人であるぼくにも妻にも許せないのであった。
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