短いのはお好き?
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雨がふる
雨がふる
きみのこころにも
ぼくのこころにも
愛のうたのように
さざ波のように
ぼくのこころは
すっぽりとつつまれる
いつしか
じっと
雨がふる音に聞き耳をたてている
なんて
やさしい響きなんだろう
頬を伝う涙のように
まっすぐ
空からおりてくる
きみのいる街にも
ぼくのいるこの街にも
天使の雨がふる
かわいい羽を背中に生やした
天使たちがふってくる
いちばんさいしょの天使は
菜の花畑におりてくる
あと幾度
春風に揺れる菜の花畑を眺められるだろう
あと幾度
桜吹雪のトンネルのなかを歩けるだろう
生きるちからを与えてください
かけがえのない命を大切にしますから
ぼくのこころをまっぷたつに引き裂いて
どすぐろい色をした暗い気持ちをえぐり出したい
ぐるぐる
ぐるぐる
めぐるよ
めぐる
いつの日にか
きれいになれるかな
まっさらになって
きみに逢いにいく
special thanks:『ひだまりらせん 別館』真火さん、ありがとうございます。
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