母のタイムスリップ日記
DiaryINDEX|past|will
夕方 落ち着いた表情でショートより帰宅した母。 職員に向ける表情も静かな笑顔だった。
ショート中 特に大きな変化もなく過ごしたと報告を受けた。 抗生剤を使うこともなかった様子だった。
母の様子は 少しずつよい方向に向かっていると職員も感じられている様子だった。デイからそういった話は聞かれない。 私も同じように感じていたのでショート先からの報告にホッとした。
「トイレに行く?」と聞いたら 小さく頷いた。 誘導したら「大」「小」排出できた。 不発はあってもこういう応答ができるようになってきたのは 体調が戻ってきたということだろうと思うのだ。
ショート帰りだが 食事中の傾眠もなくしっかり食べることができた。 就寝前も覚醒していたので 昨日教わったマッサージをして緊張を解いた。 手の拘縮もひところより緩んでいる。 足も少しずつ改善できればいいなと思う。
昨日 娘がレンジで作る茶碗蒸しのレシピを教えてくれた。 10分足らずで仕上がるのでどんなものかと思ってたが 仕上がったものをちょこっと味見したらほんとに母にぴったりのものだった。 これなら 冬にも夏にもピンチの時のおかずとして使えそう。 アレンジもできそうだ。
昨日お話下さった看護師さんは 顔見知りの方だ。 母とは面識はないのだが 気にかけて様子を聞いて下さった。 症状を話しただけで家族の対応の苦労を思い浮かべて下さった。 家族の接し方を話しただけで家族の意思を感じ取って下さった。 身近にいる専門職の方がこういう反応はない。 ナースも含めてだ。 こういう看護師さんなら家族と向き合ってよい方法を探し出せそうなきがする。
実は以前「はなさん 医療行為が必要になった時 家族の休息のための預かりをしますよ」と言って貰っている。 「遠いですよ」と言ったら「送迎します」と即答して下さった。
まだ その時は来ていないので何ともいえない。 交通事情によっては 2時間ほどかかる場所なのだ。
介護仲間は その病院で看取りまで託した。 「気難しい親だったのに いつ面会に行っても頭髪も綺麗で パジャマもいつも綺麗で安心して預けていられた」と言っていた。
あらら 余談にずいぶん踏み込んでしまった。 今日になってしみじみと思い出している。
|