母のタイムスリップ日記
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2012年10月31日(水) 冷たい風


朝食を終えて さて今日は…と考えていると…。
母の様子がおかしい。
一体何処なんだろうと聞いてみる。
検温しても平熱。排泄も問題なし。水分も問題なし。
「頭痛いの?」「お腹痛いの?」「足が痛いの?」「歯が痛いの?」とずっと質問をしていたら…母は泣き出してしまった。
不安を煽りすぎてしまったようだ。

「元気な〇ちゃん」「頑張る〇ちゃん」「優しい〇ちゃん」「大好き〇ちゃん」と手をマッサージしながら話しかけた。
そのうち「うふふ」と笑い声が出た。

しばらくしてから母のそばを離れて洗濯物を干したり食器を洗ったりした。ひと休み…と母の隣で新聞を読んでお茶でも淹れようと立ち上がったら「待って 待って」と母。

「そうかそばにいて欲しかったんだ」と。
掃除機を掛ける時には 一部屋ごとに母に移動してもらって同じ部屋で過すようにした。

昼食後 療法士さんが見えた。
リハが済んでトイレを済ませて トットコ美容院へ向かった。
少し混んでいたが 上手に時間活用して貰ってほぼ予定通りにカットとパーマをして貰った。
綺麗に仕上がり美容院を後にした。

途中スーパーの障がい者用のトイレへ。
エレベーターで下りたら一緒に乗っていたご婦人が話しかけてきた。
「おいくつでしょうかしら…」と。
「96歳です」と言ったら「やはりその位なのですね。私もすぐ90歳なのです。しっかりなさっていらっしゃいますね」と話しかけられた。
それからしばらく立ち話。

「主人が入院中で…。なんだか最近疲れてしまって…」と零された。
「介護が始まると誰でも心身共に疲れを覚えるものですよ」と話すと「やっぱりそうですかねぇ」と。
「息子から認知症が始まっていると言われるのです」と零された。
「何処からどう見ても認知症のかけらも見えませんよ。自信を持ってください」と励ました。

「ごめんなさいね。夕方の忙しい時にお引止めしてしまって…」としきりに詫びられた。

我母娘にデレッとした雰囲気があったのだろう ご婦人は「娘さんですよね」と確認なさった。

明日の朝のヤクルトを購入して家に戻った。
母は朝の不安げな様子もすっかり消えて とてもしっかりしていた。
外出は 母には特効薬みたいだ。

夕食もしっかり食べ 休息も充分取って心地良さそうな雰囲気の中就寝とした。

今日は 風が冷たくてコートを出し母に着用。
冬に向かっていると意識した1日となった。


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