母のタイムスリップ日記
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今回は 送迎がなかったから 母をショートステイ先に送っていった。 家族に頼むか タクシーを使うか 車椅子を押していくかと考えた。 今朝のお天気次第と結論を出していなかった。
今朝は 時折日差しが出る程度で 気温も昨日より低かった。 怠惰で 最近母を連れてお散歩も激減しているので車椅子を押していく事に決めた。
ショート先に行くまでには どの道を使っても急な坂を下らなければならない。 前屈になった状態で坂を下りる時には後ろ向きに下りるか母の姿勢に配慮しながらブレーキをかけて下りるか…ちょっとした工夫がいる。 介護する身に少し負担がかかるが 母は非常に喜ぶ。
今日も景色を眺め キョトキョトしてとても穏やかな表情となった。 木陰でひと休みして「気持ちいいね」と話しかけると深く頷いていた。 この母の様子をみるとこちらもとってもいい気分になるから不思議。
母が歩行で来ていた頃は 1日に数時間のお散歩をしていた。 広々した場所で腰をおろすと「いいねぇ」といつも言っていた。 母は言葉にできないけれど今もその心持は存在していると感じる。
ショート先の職員と昨日・今日の状態と薬の使い方を伝え 緊急連絡先を携帯にしてとお願いして家に戻った。 以前は とても嫌な表情をしたものだが最近はしない。 慣れたせいか?病の進行のせいか?グループホームに居た頃と違い家に戻れると判るのか? そこは つかめていない。
家に戻って家事を片付けてから志の輔ひとり会へ向かった。 今日は 珍しく介護仲間と一緒。 既に看取り終えたご婦人方。もう80歳を越えた方々。
じっくり笑わせて貰った。 1度聴いた新作落語というか志の輔おしゃべり…というか…。 1度目は 間に休憩を入れたのだが今回は2時間通し。 伊能忠敬のお話だ。 どちらかと言うと1回目の方が私の好みだった。 いい席で充分楽しませて貰った。 この会では 手ぬぐいに名入れしてもらえるので 今日も夫と母の分をお願いした。 母の分は後にクッションカバーに作る。
ひとり会も終えて 帰りは仲間と食事。 1人はご家族と同居だがもうおひとりはひとり暮し。 ちょっと高級感のあるレストランで。 2人とも美味しいものはお好きだが小食。 ルール違反を承知で3人3様の物を頼んで小皿を頂き全ての味を楽しんだ。 小皿は レストランの方が気を利かせて準備してくれた。 勿論 目立たぬように隅っこの席に座って…。 またお2人とも楽しい方でおしゃべりにも花が咲く。 聞き耳を立てているわけではないのだが ふとみるとレストラン方も笑っていらした。 お腹を満たして席を立った時には「お行儀悪い客でごめんなさいね」としっかり謝った。 無礼な客だったのに笑顔で「いえ またおいでください」と。 嫌味もなくて…。 楽しく落語を聴いて その余韻を壊さずにいい気分で帰路の電車に乗った。 帰宅ラッシュなので 1本電車を送って座席を確保して…と思っていたが「大丈夫立っていくわ」と満員の車両に乗り込んで。
私 こんなに元気で80歳を迎えられるのかしら…?。 2人の先輩は「辛い別れがあった後 介護者の会で癒されながら歩んできて いつの間にか人生を楽しんでいるのよ。介護を終えたらこんなに楽しめるのよ」といつも言ってくださり会の仲間をそうっと応援してくださっている。頼もしい方達なのだ。
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