母のタイムスリップ日記
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いつも通りに起床した。 ベッドから椅子に移乗した時くるりと周囲を見渡して私をみてにっこり。 昨日までショート先での朝だったから 自分は何処にいるのかと確認しているように見えた。
着替えを済ませてトイレ誘導。 パットがずっしりと重く 更に「小」排出。次いで「大」も排出。
洗面・整髪を済ませて朝食。 定量(私の食事の8分目)を35分で食べ終える。
デイの迎えの車が来てデイへとお出かけ。
お昼前買い物に出た。 デパートで冬物バーゲンしていたので母の衣類を調達。 ズボンを追加したいのだが ウエストゴムの物は 母にはつんつるてん。 夏なら七分もいいけれど 冬にはねぇ。 日をあらためて探す事にした。
家に戻って夕食の支度を始めたら母が帰宅した。 なんだかずるっとお尻がずれての帰宅だった。 それに上履きのまま。 きっと忙しかったのだろう。 職員も申し訳なさそうにしきりに謝っていた。 気がついているのだから 仕方ないね。 自分だってそういう時があるから…。
家に入って トイレ誘導「大」少量排出。 その後タンカンを食べて貰いお茶ものんで貰った。 そして夕食。 揚げ物にしたので 少しカリッとしていた。 そこでお粥さんにうずめてやわらかくした。 我ながら「何だかなぁ」と思ったがちょこっと食べてみたら以外にいけた。 出来合いだとこうもいかないが家で作っているから何とかなる。 40分で食べ終えた。 噎せもない。 勿論 夜間の噎せもない。 昨日は いびきをかいてはいたが…。
少量ずつ ゆっくりと介助すれば母は噎せない。 また食後の口腔ケアを歯ブラシとスポンジブラシと大きな綿棒でしっかり。ブラシで磨いた後何もないように綺麗にはなる。 更にスポンジで舌を磨くと細かな食べかすが出てくる。 最後に大きな綿棒で頬の内側等を磨くと刺激されてご縁を予防する効果があるというのでそうしている。 頬の内側を磨くと不思議な事に言葉の数も増える。 みんながそうなるかは不明だが…。
実は 就寝前のトイレ誘導で 母の膝が曲がったままで歩行が難しかった。ショート帰りに起きる事だ。 ショートに出したのは私。 それなのに 母を怒った。 「歩けなくなると困るのは〇チャンでしょ」「故郷にも帰れなくなるよ。いいの」と。 母は哀しそうな顔になった。 そして母の部屋に移動して 椅子からの立位を繰り返した。 自力で立とうとしない。(しないのではなく できないのだ…) 頭のすみで「今日は 無理なんだな」と判っていながら叱咤激励を飛ばした。母はなみだ目。 こちらの発する言葉に棘が出た。 さすがに私も暫く 沈黙。自分の器の小さいことに涙が零れた。 いつもなら「頑張って偉いね」と褒めて力を引き出せているのに…。 直ぐに謝る事が出来なかった。 でもこのままじゃいけないと思い「ごめんね。家の大事な〇チャンなのに ほんとごめんね」と謝った。「頑張っていたのにごめんね」と謝った。 母は 涙をいっぱい浮かべて深く頷いていた。
私の発した言葉は理解できていたということだ。 この間 母はひとことも発していない。 でも ほんとに哀しそうな目をしていた。
機能低下を受け止め切れなかったんだろうな。 誠に遺憾ことでした。 気を取り直して 明日からまたゆっくりのんびりと過して行こうと思う。
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