母のタイムスリップ日記
DiaryINDEX|past|will
イヴェントのお手伝いで会場に向かう。 今日の打ち合わせを再確認してから 母の昼食介助にでかけた。 既に食事が始まっていたので バトンタッチして介助。
今日は 笑顔を見せてくれてゆっくりと噛めていた。 酢豚の肉は ミンチボール。肉片も硬くなく美味しそうに食べてくれた。「美味しいね♪」の声に頷いていた。 酢豚の 甘酸っぱい味が母の舌にあっていたのだろう。
お向かいの方 自立して召し上がれるのだが気力が続かない。 母の介助をしながら 話しかけて自分で食べらるように励ました。 でも 毎食励まされては 受ける方はしんどいだろうと思って「ごめんなさいね。いつもいつも同じ事言われたら 食事もつまんないわね」と言ったら顔をあげて「そう」と小さな声で言われた。 それから 少しずつ食事介助して「これは 甘いけれどお口にあうかしら?」と食材のお話を選んだ。
お向かいの方の介助を始めると母の瞼が重くなってしまう。 今度は 母とリズムを取って目覚まし。
暫くすると職員が見えてお向かいの方の介助をしてくださった。 母もあらかた食べ終えていたが残量は少し。 それでも会場の当番もあり人手不足で変わる人もなく 職員に託してそうっと施設を後にした。 母には悪いなと痛感しながら…。 自転車を飛ばして途中おにぎりを購入して会場へ。 急いでお腹を満たして担当部署へついた。
会場では 芸人さんのおしゃべり。 認知症の話題がちょこちょこ出てた。 話を聞きながら「この人は認知症を知らない人だな」と感じた。
後で伺うと「とても不愉快で 聞いていられません」と抗議の言葉を残して行かれた方がいたということだった。
そういったことを知った実行委員の仲間は「聞くに堪えない話題ではなかったと思うよ」という声が多かった。 実は 人権や差別に関してのイヴェントである。 差別の痛みに関しては ひと一倍敏感な筈なのだけれど 認知症に関してはちょっと違うみたいだ。
それも充分判っているので 広く皆さんに認知症の理解を深めて貰うためにイヴェント参加しているのだが…。 とんがって差別を訴えても 受け止めて貰えなければ意味はない。 病の理解が深まれば間違いや思い違いに気がついてもらえるだろうと感じているのだ。 自分で気がつくことが 理解を深めるための第1歩と思うから。
と言う訳で 芸人さんのお話のテープ録音があるので 検証を頼まれた。 公的な記録が残るので訂正とお詫びを載せるそうだ。
芸人さんの選出の時 どんな話をなさる方をきちんとお聞きすべきだったと思うが 主内容から認知症の話が出るなんて思っていなかった。 実行委員の1人として責任の一端はある。
|