母のタイムスリップ日記
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2008年11月07日(金) 新たな出発


 訪問活動日である。
今月中旬 利用者さんは有料老人ホームに入居なさる。

お部屋番号に「11」が付くと気になさっていた。
利用者さんにとって「11」とは 縁起の悪い数字なのだと伺っていた。
「入所する月も11でしょ。お部屋も11が付くでしょ。何だかねぇ〜」と。
「11が11になりましたか?」
「いいえ」
「じゃ まだ 大丈夫でしょう。11を突破すれば 単なる偶然で終わるでしょうし...」なんて 理屈にもならない言葉で慰めてしまった。

広い庭の草取りをして バスに乗って独りで外出できて ご飯も作れるし 編み物は完璧に出来る90歳。

心配は 夜間で何か起きても近所に迷惑をかけると言う思いがおありなのだろう。

先日は「そのうち 長生き税を取られるのじゃないかしら...」なんて話していらした。高齢者は「すみません」って生きなければならないのかなぁ〜。

訪問活動は これからも続くのだが お掃除をしながら この家に灯りが付く事も少なくなるのだなと思うと何とも言えない気分となってしまった。

利用者さんは「老人ホームというと哀れな感じがするから 別荘と思う事にするわ。別荘を持つことは叶わなかったら...ちょうどよいわ」とも話されていた。

その言葉を 自分の胸に深く刻んだ。
そして これから始まる新たな生活の場所が 活き活きと過ごせる場所となるように...と祈った。

午後 母のところに行こうと思っていたが 明日 母が仕事していた所が50周年記念なので 気持ちだけ何か贈っておこうとデパートへ出た。
手紙と近況の写真は準備しているので 荷物に入れて送った。
実は 昨夜「電話だけのお知らせで失礼だと思い 案内を送らせて戴きます。初期の頃の仲良し3人組の写真も載せています」と連絡を戴いたのだった。
3人組みも 1番年上の母だけとなってしまったのだけれど...。
仕事をやめて32年。今なお 心に掛けていただけて有り難い事である。

デパートに立ち寄ったついでに 母のために冬用の綿仕立てのハイネックのセーターを2点購入した。
冬は首筋から冷えてくるので...ハイネックは必需品である。


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