母のタイムスリップ日記
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午後 母のところに出かけた。 午前中 排泄があったと職員から伺った。
口の中に食べかすがあり居室に誘導して歯磨き。 綺麗にした後「さっぱりしたね」というと頷いていた。
歩行は 多少不安定だが痛みは強くないように見えた。
母は 最近 反射的に「ちょっとまってよ」という言葉を発するようになった。 歯磨きする時 お散歩に出る時等が多い。 普段は 存在しない単語?見たいな話や問いかけにも反応しないことも多くなってきているのだが「ちょっと待ってよ」は はっきりと的確である。 ここまで言えるのだから もっと話せそうな気がするのだが…。 どうも そういう具合には行かない様だ。
職員に話したら 「へぇ〜 そんなこというの?」と驚いていた。 私にだけ言っているのかなぁ〜。
先日の敬老会の写真を引き伸ばしたものを 台紙に貼っていたら職員が見えた。 先日のフォーラムに参加なさっていたので お互いの感想を述べた。 職員は「家族の話で 介護者の辛さを知った」と言っていた。 介護者のことを知っていただけてうれしいと伝えた。 途中抜け出したので その後の話も伺った。 シンポジストの話が絡む時間的な余裕がなかったらしい。
おやつの後 お散歩に出た。 行き交う車や下校途中の子供達を「ほら」と幾度も注意を向けるように言っていた。 コスモスの花に目を留めて頷いていた。 ♪パッと咲いて 綺麗だな ららら〜んらららららんらんらん♪と唄うと聴いた事があるなぁ〜と言う感じで耳を澄ましてた。 それと今が繋がっていない事は先刻承知している。 でも 遡って思いだしているんだなと感じた。 輝いていた時期のことを思い出せればいいんだけれど…。
母の話が判らなくとも「そうだね」と同意しているのだけれど…。 時折「?」と言う表情をする。 きっと 同意を求めたのではなかったのだろうと想像する。 同行する者として 申し訳ない気分になる。
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