母のタイムスリップ日記
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昨夜 夫が病院から電話してきた。 夫の会社の人で 以前から 闘病中の方。 ここ両日が山場と言う事だった。 夫は深夜帰宅したが 今朝 亡くなられた。
実は 先週 遠縁のおばが亡くなった。 闘病中であることは 親戚の人から聞いていた。 おばは 亡くなる1週間前までキッチンに立ち食事を作っていたそうだ。
先週は 母の施設でも同じ時期に入所なさっていて 母と同じ仕事をなさっていらした方が亡くなった。
亡くなられた方を悼みながら 思い出を辿ってみる日々である。 春は 気温差が大きいので 臥せっている人には負担な季節なのだろうか?
訃報を耳にして 母が90才であることの重みをずっしりと感じている。 生かして戴いていることに感謝しながら 毎日を大切に過ごせますように…。
施設に出向くと施設は昼食の時間だった。 職員とバトンタッチして食事介助。 入所者の皆さんとおしゃべりしながらランチタイムだった。
食後 トイレ誘導。 母が困っている様子が見てとれた。 今日は 摘便。 瞬間 嫌がったがでも直ぐに納得してくれた。 結果 オーライ♪ 母もなぜそうするのか 理解できていたようだった。 トイレから出ると ホッとした表情が見て取れた。
その後手洗い 歯磨きをして 居室で暫く過ごす。 母は しきりに私の腕を撫でてくれた。 きっと「ありがとう」と言う意味だったのだろうな。
トイレで不安そうにする母。 其の不安は「迷惑をかけて…」と言う意味であると最近感じている。 だから 自分の胸をこぶしでポンと叩いて「大丈夫 まかせてね」と言葉を添えている。母は ちょこっと頭を下げる。 サイレントの世界だけれど…でも通じていると感じる。
散歩に出てみようと ジャンバーを着用させた。 それだけで外出すると理解で来たようで するすると袖を通してくれた。 外に出ると足取りは軽かった。 昼食が未だなので お隣の中華料理屋さんに入った。 いつものワンタンメン。 母は大きなどんぶりで 私は小鉢で。食べる量は逆なのだけれど…。
食べ終えて 其の足でお散歩を続けた。 このところ 結構歩ける。 40分近く歩いた。距離にして1.5キロくらいかなぁ〜。 休息は一度だけ。 途中で職員が健康診断に出かけるところに遭遇。 車から手を振ってくれたら 母も手を振って答えていた。 以前は こういう時の反応が鈍かったのだけれど…ずいぶん変化したなぁ〜。
施設に戻る頃に 臭いに気がついた。 そういえば 時折俯いていたなぁ〜。もっと早く気が付くべきだったなぁ〜。
居室のトイレにまっしぐら。 汚れている事も自覚できていて不穏になったが 綺麗になったら落ち着いた。 手を洗って 椅子に座って水分補給。 また 私の腕を撫でてくれた。
病の始まった頃 母は「私は一人だから どうなるか…」とよく言っていた。 下の心配をしていたのだ。あの時 すでに私は「いとこの〇ちゃん」だった。 「大丈夫。忘れていると思うけれど 私は娘。お下の面倒任せなさい」と話していた。あの時もそうっと頭をさげて「ありがとう」と言っていた。
付け加えるなら これは私が冷静だった時の言葉で イライラしていた時はこんな具合ではなかったので…くれぐれも優しい人なんて思わないでくださいね。
母のお天気が良い時悪い時があるように 自分にも そういう変化がある。 そんな日々をひっくるめて歩んできた道。 「ここまでしかできないよ」という居直りで えっちらおっちらの珍道中の我儘娘です。
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