母のタイムスリップ日記
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今日は リハビリの日。 昼食介助できるように出かけた。 母の機嫌は悪くなかった。 が食事の途中から うつむく事が多くなった。
食事後 職員に排泄の確認をすると「朝 コロンと一個でました」と言う事だったので トイレに誘導した。 パットが重たくなっていて母は 嫌がった。 出てしまったことを認識しているようだった。
便座に座って程なく 程よいものが出て 安心した。 これで お腹の調子も戻ったと言う事だろう。
その後 歯磨きをした。 濯ぎも何とかできた。
それから 療法士さんを待って リハビリ開始。 リハビリの始まる前から うとうとし始めていた。 このところ眠そうな日が続いている。
リハが済んで居室の椅子に座っていた。 私が メールをチェックしていたら「ちょっと みせてぇ〜」と携帯をみて話した。「エッ!しゃべった!」と驚いた。 母が言葉を発するのは「痛い」「帰る」「すんな」「やんだ」等限られているのだ。長いセンテンスでのおしゃべりは 多くの場合 断片の単語から連想して見当を立てる。 それなのに 携帯を見て「ちょっとみせて」なんて…。
電話だと判っているわけではない筈。 「何なんだろう?」と思ったのかな? 携帯を渡すとしげしげと見つめていた。 画像を出して 母の顔写真を見せたが 其の事はあまり興味を示さなかった。 要は「何か?」と疑問だったのだったのだろう。「電話よ」と伝えたが 判ってはいないと思う。
しかし こちらはすっかり嬉しくなって 母を散歩に誘い出した。 着替えをしようとして一枚脱いで 別のものを着せようとしたら 脱いだものを「私のだから…」と言わんばかりにしっかりと握り締めており離してくれなかった。 今日は こういう所有の主張することが多かった。 意思表示は有難いのだが…困る事も起きる。 流れに逆らわず 暫く待って風向きの変わり目を探して対応した。
足取りはしっかりしていて 横断歩道を急いで渡る事も出来た。 だが 左折車や右折車が来ると直ぐに立ち止まってしまう。 「危ない」と私の上着を引っ張る。 「大丈夫よ。止まってくれるから」と言う言葉をかけると同時に母を引く手に力が入る。 瞬間 母は怒る。 でも車が止まっていると判るとこちらの思いに合わせて歩き出してくれる。
傍のファミレスに入った。 3段ほどの階段を上ろうとしたら拒否。廻ってスロープを使って入れた。 僅かでも階段は嫌な状態なのかなぁ〜。
今年初のファミレスである。 どうなるか不安だったが 比較的空いており 壁向きに座ったので不穏になることはなかった。 人の姿が見えて それが動いたりおしゃべりしていると落ち着きを無くす母なのである。
母には プリンとオレンジジュース。 少し酸味があるので噎せはしないかと気がかりだったがセーフ。 プリンも美味しそうに食べた。
今日は 入浴させたかった。 以前なら 家に連れ帰って入浴させて戻ったものだが…。 今は 食事の時間までには戻れそうにない状態。
認知のない方が「お風呂入れる?」と聞いていた。 すると「14日に入ったから 今日は無理だね」と職員が答えていた。 そこでギョッとしてしまった。 入浴は10日もできないのだ。 母を入浴させるのは 私としては構わないのだけれど…他の方が入れないのに母だけと言うのは 気が引けてた。 結局 言い出せなくなってしまった。
ファミレスを出て 遠回りして2度休息をとって 施設に戻った。 施設では おやつも済んでおり お茶だけ頂戴した。
トイレ誘導も何とか間に合い 久々にゆったりと過ごしたような気がする。
そうそう お昼に入所者のご家族が見えて お散歩に連れ出されていらした。戻っていらして 職員の姿が見えず トイレに誘導なさったもののパットの替え方や便座からと車椅子に移乗も大変そうで…。 見かねて パットかえと移乗を介助させていただく。 傍で見ていたお孫さんが 職員だと思ったみたい。 家族と知り「ありがとうございます」と深々と頭を下げられてしまった。
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