母のタイムスリップ日記
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| 2008年03月28日(金) |
思わずドキッ!ズシッ! |
施設に出かけると母は休憩中の職員とチラシに見入っておしゃべりしていた。 おしゃべりとは言っても 職員がいろんなことを話しかけてくださり 母が頷いたりしていたのだが…。 それでも 母は隣にいてくれる人がいて安心しきっていて笑顔を見せて職員と視線を交えていた。 私が来たこと等気がつかないほどだった。 こういう光景をみるととても嬉しくなる。
暫く 一緒に話し込んで 荷物を居室に運んで 母をトイレ誘導。 母は ちょっと嫌な顔をした。 それから 小から大。 これが 柔らかく細いもので 形状から腹痛があるんだろうと想像できた。3.40分ほどトイレで格闘。 でも少しずつ少しずつ…でなかなか終わらない。
背中をさすったりして ふと肩に手を触れたら「痛い!」という。 一昨日と同じところ。 痛み止めのシップ薬を塗りこんでみた。 其の時には 気持ちよさそうだった。
さっきの笑顔は何処へやら…一昨日と同じように気持ちが落ち着かない様子である。 昨日は 同じフロアの方と直ぐ前の公園でおやつを食べてお花見をしたそうだ。
一段落ついて 持参したタンカンを食べてもらう。 自分で手を伸ばす事は 殆どなかったが でも口はあんぐりと開けて食べてくれた。
ホールにでたら おやつとなった。 みんなでおやつを食べた。 ここでも積極的には食べなかった。 基本的におやつは 自力で食べるのだけれど…。
認知症のない方のご機嫌が非常に悪い。 私の顔を見ても「ふん」と横を向く。 また 母と何かあったのだろうか? でも みていると他の入所者に対しても同じ。 「私はボケてないからね」と自慢げに話される方である。 いつもは そんなポーズも気がつかないふりをして話しかけているのだが あまりに露骨で とても嫌な気持ちになってしまった。 きっと 母の調子がいまいちという事もそういう気持ちになってしまう要因だろうと思う。
おやつ後 母に「散歩に行く?」と聞いてみた。 それまで 意味不明な言葉を発していたが 急に「遊びにちぇであべ」(遊びに連れて行って)と言った。 久しぶりの意思表示が とても嬉しくなった。 「じゃ いこうね」と支度して玄関まで出た。 ここで気持ちが停滞して靴を履く履かないでモタモタとした。
外に出て 歩き出し桜を見上げたが 今日はあまり心に響かない様子である。 それでも 歩く意思はあり テクテクと歩いた。 勿論 介助なしでは無理な歩行である。
公園で暫く休んで歌を唄って施設へと戻った。
施設では「おしっこ行きたい」と入所者の方が独り言。 「今 言ってきたばかりでしょ」と職員が1度言ったきり 他に職員が数名通過しても全く耳を貸さない。 雑音でしかないみたいだ。 隣に座して じゃんけんをしたり歌を唄ったりして過ごした。 4人で合唱できた。 みんな 歌詞を覚えて居られた。
合間にも幾度も「おしっこ行きたい」と訴えていた。 暫くして「おしっこ行きたいって言ってもね 誰もそばに来てくれないのよね。知らん顔なのよね」と言われた。 この方 空振りも多く確かに排泄に直結する事は少ないようなのだけれど…。 でも 言ってどうなるかも見据えているこの方の発言 鋭いなぁ〜って感じ入ったのです。ほんとです♪ 認知症を侮ってはいけません♪
母は 散歩から戻っても気分は優れずである。 でも 何とはなしに母の気持ちが伝わってきた。 もごもごと通用しない言葉を発しているのだけれど 間に出てくる単語から 想像を働かせると…。 どうも「我が家に行きた」ようなのである。 「あしたね」と言ったら 「あした行くのね」と返ってきた。 ドッキン ズッシンと胸に響いた。
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