母のタイムスリップ日記
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2007年11月18日(日) 「とがぐさ いぐなよ」


 久しぶりに 娘と一緒に母と面会。
私たちの姿を見つけるとニコニコ笑顔で迎えてくれた。
娘は 最近 一眼レフのデジカメを購入し 腕試しの日々。
時には 仕事でも使ったりしている。

年賀状の季節となり 母の写真撮影もあって同行してくれたのだと思う。
笑顔の母を見てチャンスとばかりに 居室に移動させた。

居室を離れて戻った時「とがぐさ いぐなよ」と母が語りかけてきた。
「遠くに行くなよ」と言う意味である。
今日は 言葉が適切で意味が通じる。
感度良好といった所である。
「何処にも行かないよ」と返事したら 頷いていた。

着替えをして貰おうかと思ったら「何時お天気が変わるかわからないから…」と椅子に座ると直ぐに撮影を始めた。
カメラで写されていると意識している母のようだった。
結構 良いものが撮れ出し 場所を少し変えたところでバイタルチェックのため職員が入ってきた。
検温 血圧測定をして終わるころから 母の機嫌は微妙に変化を見せ 以後 笑顔が消えた。

娘の直感は 当たった。
娘も私も 母のもう少し突き抜けた笑顔を写したいと思っていたのだが その後 どんな面白い動作をしてみても 大きな声で笑ってみても 最初の笑顔に戻る事はなかった。

諦めてトイレ誘導。
そして 外に出かけてみることにした。
しかし面会の間中 時折笑顔は見せるけれど 不安の方が先に立つようだった。

途中 川べりに腰を下ろしておやつタイム。
大阪出張のお土産のカンテグランデの豆パンの一切れとお茶。
お茶も上手に飲んでいたが 途中拒否が始まった。
お茶を口元に運ぶと首を横に振って口を開かなかった。
暫く待って 再度お茶を運ぶと「お茶 いらない」とはっきり言った。
パンはちゃんと食べる。

その後ゆっくり お茶を運ぶと飲んでくれた。
拒否するには 母なりの理由があったのだと感じた。

其れから 施設に戻った。
酷く落ち着きをなくすわけではないのだが 時折うなだれる。

お腹が少し鳴っているので ひょっとしたら弱い腹痛が起きているのかもしれない。聞いても この事に関してははっきりした返事はなかった。

車を降りて施設の玄関に入るとき「いやだ」と言う意思表示があった。
「寒いよ」と言うと 中に入った。

エレベーターに乗り込むときも 少し嫌がった。
下りる頃には 特に拒否はなかった。

それから居室に移動。
トイレ誘導し 着替えて少し休息。
居室でひげなんとかと言うゲームで遊んでみるが母は興味を示さず 自分の世界に入り込んでいた。

気分転換のため ホールに移動してもらう。
テレビが付いていて 母はじっと画面に見入っていた。

水分補給を御願いして そうっと施設を後にした。

この所 母の腰骨の所にアロマオイルを塗っている。
おそらく 夜間のオムツ換えの時 体位交換で腰骨の所が擦れるのだろうと思うのだが 赤みを帯び黒ずんでくるのだ。
先日 オムツフィッターさんに聞いてみたら間違いないだろうという事だった。
職員に配慮して頂こうかとも考えたのだが 夜間のオムツ換えの負担度を考えると言い出せない。
そこで アロマオイル対策となった。
高齢となって 体の表面の油気は少なくなっているのだろうから 摩擦が強く起きると皮膚がこすれてしまうのだろうと思い オイルを塗ってみたのだ。
これが 結構効いている。 少し改善してきている。

また 母の目やにが目に付くようになってきた。
これも 結構 夜間や早朝のオムツ換えと関連していると思う。
一時 大分改善されていたのだけれど...。


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