母のタイムスリップ日記
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| 2007年01月07日(日) |
クルクルと丸めて... |
北風の冷たい1日だった。 母の所に出向く。 フロアに入ると入所者から握手を求められた。 が この時期 どんな菌を保持しているか判らないので「待ってね」と言って手洗いを済ませてから握手した。 母は ソファーに座っていた。 最初は気がつかなかったが ソファーには枕と毛布が出ていた。 「どうしたの?」の問いに答えられる母ではない。 職員に尋ねると「ついさっき転寝していたので掛けました」と言われた。
それにしても 浮かない顔だ。 手に触れると冷たい。 居室に誘導しトイレに入った後 厚手のカーディガンを羽織らせた。 トイレではちょっと吃驚した事がある。 パンツの中に考えられない物が入っていたのだ!
少し相手をすると笑顔が見えた。
程なくしておやつ。 洗面台に行って手洗いを済ませた。
みんなでおやつを食べる。
おやつを食べ終えた頃 入所者のご家族が見えた。 早速 先日のカレンダーの絵合わせの事をご主人に伝えると「そうでしたか。家でもパズルが好きでよくやっていましたよ。今度 持ってきて見ます」と笑顔で話されていた。 母の場合は いろいろの手作業が難しくなってきているが まだ出来る方はおいでである。 最近 遊びが少なくなってきていて 手持ち無沙汰でウロウロなさる方が目に付く。 バイタルチェックが必要で また 日常の業務に急がしいのも良く判るけれど精神的な側面を支えるという事をどれほど意識して貰っているか? 身体にタッチするのも 着替えやトイレの時以外 どれほどの気配りがあるだろう?言葉掛けもそうである。 言葉を引き出さないとどんどん退行していくのになぁ〜。
おやつ後 入所者の1人が新聞の入った袋を引っ張り出してきて 別の入所者に怒られていた。 それで 助け舟を出して 新聞を取り出し一枚を大きく広げてクルクルと巻き長い筒状にした。端っこをセロハンテープで止めた。 これを4本作って 1人に1本持って貰って エイヤーとチャンバラごっこ。 みんなニコニコと頑張った。 幾度か楽しむうちに筒が折れてしまい エイヤーが出来なくなってしまった。そこで 次は筒を半分に折り曲げて 草相撲ならぬ新聞紙相撲...。 これは1人2回勝負。 力んだほうの新聞紙が切れてしまうので そこで勝負はつく。 母は直ぐには理解できないが 最初手ほどきして 勝負に挑んだ。 これもみんなニコニコ。 こうして遊んでいる間は ウロチョロはないのだ。
みんなに遊んで貰ったので「ありがとう。おかげで楽しかったわ」と言うと「こちらこそ」と言う返事を返してくれる人もいた。 返事を返せなくとも にこにこの笑顔でこちらは十分癒されるのだ。
みんな 1人で遊びを始める事は殆ど出来ない。 だから チョコッとしたヒントを出してあげればまだ十分楽しめる方達なのである。
実は 母の所に出向く途中本屋に立ち寄り 手頃な本が無いか探してみた。 でも なかなか適当な物が見当たらなくて買わなかった。 つい出来合いのものに頼ってしまうけれど 遊ぼうと思えば何でだって遊べるのだと反省。 工夫はこちらの頭の体操になるから やっぱりありがとうだわ。
母がテレビを見始めた頃合をみて施設を後にした。
夕食は 七草粥。 今年は 干し貝柱を使ってみたわ。
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