母のタイムスリップ日記
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昨夜は 2時ごろまで目を時折空けていたが 後はぐっすり眠っていた母。 おかげで 朝は 起き出すのが遅かった。
着替えて 階下に下りてもらう。 階段の上で少し足が竦むようだったが 両手で手すりに掴まって介助を受けて何とか下りた。
「あけましておめでとうございます」と言ってもピンとこない様子だったので♪年の初めの...♪と唄ってから「おめでとうございます」と言いなおしたらウルッときた様子でペコリと頭を下げた母だった。
顔を洗うと「冷たいな」と言ってた。
家族みんなで おとそとおせちの膳を囲んだ。 お雑煮は 母の分は小さくして一個分入れてあげた。 全て自力で食べる事は出来ない。 最近は 遊ぶ事が多い。 ミニトマトをお雑煮入れてみたりである。 あの丸いトマトを箸で持てるというのに 自分の口に運ぶのは そう多くないのが 不思議である。 持つと言う動作と口に運ぶと言う動作の脳の働き方は 違うのだろう。
暮れから パタパタしていて休みなしで もう腕がビンビンしている。 時折 くたびれた様子で腕をグルグルまわすと...見ていた母が言葉を発する。 「...ふつうに...ゆとりの中に...すれば...」 この言葉から 連想するに「忙しくしてないで 少し休みなさい」と言いたかったのだと思う。
暮れに 母が縫った物を棚に取り付けた。 古い着物を母に解いてもらい それを洗い張りをして アイロンを掛け 縫って貰ったのだ。 それを見た母が「それ 私...」と言う。 記憶の何処かで 何かを思い出したのだろう。
母の発する言葉にうんうんと返事していると 言葉が増えてきた。 一日中 何かを言っている。 時に仕事をしている時の口調だったり。 突然 「ながぁ〜いの...」と言うので 「そう。これ位?」と両手を広げて見せると 言葉が通じたと判ったようで「そうよ」と声を弾ませた。
でも 外れる時もある。 そうするとちょっぴり遠くに視線を移す。 「ごめんね」と謝ると頷く。
お正月は 器を多く使うので 支度も片付けもいつもより時間がかかる。 ご飯なら 炊飯器から出せば良いが 餅はそうは行かない。 だから 母とゆっくり遊ぶ事は出来なかった。 でも 椅子をキッチンに向けて座らせているとニコニコと見ていた。
トイレ誘導も空振りや失敗なし。 トレーニングパンツは要らないくらいだ。 ただ さすがに夜間 寝ている状態からのトイレ誘導は 危険なのでやめておいた。ベットならポータブルトイレを使えばきっと大丈夫だろうと思う。
夕食は 娘が発注した蟹を食べた。 丸ごと一匹の蟹を見た母は「ほう」と吃驚して 手で触れたりしていた。 でも 蟹はかみ難そうだった。 健康な歯をしているものと ちょっと緩みがちな入れ歯ではやはり違うものだと感じた。 海老だと大変そうではないのだけれど...。
施設では 7時前にはお布団に入っている筈だけれど 昨日も今日もちっとも眠そうではない。 9時過ぎまでニコニコしていた。 9時半を過ぎて 眠そうにしたので「お風呂入る?」と聞いて見る。 「うん」と言うので今夜も入浴。 夜間の湯たんぽを使わずとも 入浴すれば朝までポカポカ。 今日は ご機嫌もよく湯に浸かれた。 湯上りも問題なし。 入浴拒否は 洗髪だけなんだなぁ〜。
10時を少し廻って就寝。 程なくzzz。
明日は 少し気温が上がると言うのでお散歩に連れ出してみようと思う。
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