母のタイムスリップ日記
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2006年07月29日(土) 「覚えている」


 母は ソファーで本を見ていた。
機嫌は悪くなかった。

居室で息子の写真を見る。
「この人〇〇だね」と言うとニコニコ。
「覚えている?」「覚えている」と言う返事。
この感覚が 大分変わってきている。
以前なら 確信を持って覚えているなと感じた。
でも 今 母から感じるのは言葉に対しての単なる反応(鸚鵡返し)のように感じたりする。

じゃ 自分の言葉はないのかというとそうではない。
今日もお店に入った時「何も買わないでいい」と言う。
こちらから質問した訳ではない。
陳列棚を見ながらそう言ったのだ。
こういう時は 遠慮している事もあるので「いつでも欲しい物があったら言ってね。お金預かっているから」という事にしている。
そうするとニコニコする。

そういった後で「アイス どれがいい?」と聞くとショーケースをみてどれにしようかと迷う姿に出会う。
結局は 選び切れなくて こちらが選んでしまう。
母に食べさせるアイスも変化してきた。
ソフトクリームは 食べている途中で融けてきてしまい ドロドロになる。
だから ソフトクリームは 器入りにしている。
今は チョコで包まれた一口大のアイスが多い。プラスチックのピックで刺して口に運んで上げる。

今日は 帰り際に職員から「退職」を告げられた。
薄々 気が付いていたのだが こちらか聞く事はしないでいた。
腰に痛みがあるといわれていた時期が有ったので 介護職を離れるかと思ったら次の勤務先でも介護職だそうだ。
「これまで ありがとう。時にお顔見せてくださいね」と伝えた。
でも お住まいは変わるのだろう。
勤務先は 結構離れた場所だから…。
新しい職員にも時折出会っている。
違う風が吹いて来るのかな?


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