母のタイムスリップ日記
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母はソファーに座って検温していた。 いつもと違う位置に座していた。
夏物の補充のため 今日は荷物がどっさり。 その上 母の新しい靴も購入したのでそれも持参。 朝 弟からさくらんぼが届いたので それもお土産に持参。 ○さんが「気が利いているわね」とお褒めの言葉を頂く。
検温後 母を居室に連れて行き 先ずは靴を履いてもらった。 新しいと判るので「可愛い靴ね」と言う。 「○ちゃんのよ」と言うとニコニコして「ありがとう♪」 履かせてみると「ぴっちりしていて気持ちがいい」と言う。 …ハッ キツイのかな?… でも 痛いとは言っていないのだ。 実は私が 試し履きして 素材がとても柔らかく気持ち良く感じていた。 昨夜 夫も試し履きして きちんと履け 良い感触だと言っていた。 男物があるなら 自分も欲しいとまで言っていたのだ。
いつもなら 靴選びは母を伴っていくのが通例。 母の足は 年の割りに大きくてその上外反母趾。 板広で4Eサイズが必須。 でも 最近 なかなか一緒に行く事が出来なくて…新しい物を買い足せなかった。 今の靴もくたびれては居ないのだが 先のほうがどうしてもこすれて少し剥げている。
歩かないと判らないので 着替えて散歩に出た。 大分歩いたが「痛い」とは 言わなかったので大丈夫そうだ。良かった。
雨がポツポツ落ちてきたので 早々に戻った。 居室で 寝転んで起き上がる練習。 やはり前回と同じで 上体は起せても腰から下はどうしても動かせない。 腰をくるりと押して上げると「あ 嫌」と同じ言葉が出た。 でも それから 這い這いは容易だ。 何処までも這い這いして行く。 椅子の所まで来るように伝えると 椅子に手をかけ立ち上がろうとするが やはり腰が重いようだ。 ちょっとズボンに手をかけて腰を軽くしてあげたら 立ち上がれた。
それからがちょっとおかしかった。 立ち上がれば 椅子に向き合う形になる。 そこで「座って」と言ったら 椅子に膝を乗せて椅子の上で正座するかのような動きをした。 「いやいや そうじゃなくて…」と右手を椅子の左側に置かせると初めて 背を向けて座る事に気が付いたようだった。 当たり前の事が 当たり前に理解できなくなっていると改めて気が付く。
暫くして おやつ。 みんなでさくらんぼを頂く。 ミキサー食の方にも 生のさくらんぼをミキシングして出してくださった。 だから 全員 ちょっとづつ 季節を味わえた。 みんな「あまいね」と言っていたので 良かったわ! 私は 未だ食べてない…。
その後 みんなで歌を唄う。 「箱根の山」「あめ」「叱られて」等 いろいろ。 母は 時折忘れるので 歌詞を思い出して繋ぐが…それを聞いていた○さんが「二人で一人前ね♪」と言った。 そう それは間違いない。私だって忘れている。補って一人前…(苦笑) 二人三脚みたいだ。
そうそう 今日は○さん 別のスカートを着用していた。 上着も別物だと思ったら…中に同じ物を着て重ね着だった。 ドライが入っているとは言え 暑いだろうに…。でも○さんは 涼しい顔をなさっていらした。
今日 職員が母に塗り絵を出してくれた。 母の隣に座して 言葉をかけながら誘導してくれていた。 暫くは きちんと綺麗に塗っていたが 暫くして認識できなくなったうようで 目をオレンジ色の鉛筆でなぞっていた。 母に違和感はないようだが 仕上がりを見ると怖かった。
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