母のタイムスリップ日記
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リハビリの日だ。 施設に向かうと今日もやっぱり泣きだす。 幾度も「おかちゃん」と呼ばれ 落ち着きを取り戻すまで時間が掛ったが 気持ち落ち着くのが早くなったような気がする。 トイレ誘導後 頭を梳かし洗面歯磨き。 鏡を覗き込んで「どうでもいいんだ。。。」と言った。 「そりゃ困るよ。綺麗にしていてよ」と言うと嬉しそうな顔をした。 骨折以来 頭を綺麗にしている事がとても少なくなっている。 面倒をかけているので 仕方ないと割り切っているけれど それでもボサボサになっているとあらぬ想像をしてしまう。 母だけのお世話をしている訳じゃないのだから…と思い 面会の時だけはシャキットしてあげるようにしている。
リハビリが始まった時「痛い」と言っていたけれど 「頑張れ」「凄い」と応援すると目いっぱいの頑張りをしてくれた。 療法士さんも同じように声をかけてくださり 療法士さんの顔を見ながら頑張っていた。 腕を伸ばしたり 手を組んで揺らせたり…だ。 肩の筋肉を解して貰い気持ち良さそうだった。
リハビリが済んで 着替えをした。 今日は三角巾を外して 両袖を通した。 骨折以来初めて。 「袖を通せるといいでしょ」と言うと深く頷いていた。 便秘気味という事だったので 持参した干し柿を食べてもらい お茶もたっぷり飲んでもらう。 お茶に母の手が伸びた。 水分と食事の量がネックになっているような気がするのだが…。 外出して 美味しい物を食べて貰うのが一番の早道のような気がする。 あと少し バスのステップを上がれるようになれば良いのだが…。
入所者の1人がお風呂から上がった時「お風呂 どうでしょう?」と聞いてくれた。先週入ったきりなので せめて洗髪だけでもと思い美容院に連れて行こうと思っていたところだったので「入浴させて下さい」と申し出る。 「入浴介助はこちらでします」とも伝えた。
母は嫌がることなく浴室に向かう。 職員が「リフト…」と言ったので「いえ 使いません」と伝えた。 前回の入浴で手順は掴めているし 今日もこの後入浴者は居ないという事だったので ゆったりと使わせてもらった。
先に身体を洗う。 前回よりも強めに洗ったら「静かに…洗って」と言う。 「はい」と返事しながら 手を緩める事はしなかった。
湯船に身体を沈めるのが今は怖い様子。 だから 手を置く位置を定めてから 母の背中に廻りこみこちらの膝で母の背中を支えながら身体を沈めてもらい 背中を支えながらゆっくりと足を伸ばしてもらうようにした。
湯船に落ち着くととても気持ち良さそうだった。 前回は恐怖心が先だったのだ。 こちらの誘導も信頼されてきたという事だろう。 家の風呂場とは違うので 介助の仕方も考慮が必要だ。
今日も湯船の中で洗髪。 今日は額から耳の後ろに回るようにタオルを置いた。 其の方が顔にお湯が掛らないように思えた。 少し嫌がったが「頭に虫が湧くと嫌でしょ」と声を掛けたら 我慢してくれた。これは 昔の人になら相当効く言葉と思った。 我ながら名案と思った。 先週より念入りに洗髪できてホッとした。
後は注意深く拭いてあげて ドライヤーをかけて「一丁あがりぃ〜」
「気持ちよかったでしょ」と職員から聞かれたら コックリと頷いていた。
風呂上り後おやつを戴く。 お茶とココアとお昼に残したバターロールだった。 でも バターロールのみのおやつはちと寂しい。 持参していたチョコを食べてもらい パンはこちらで持ち帰ることにした。 こんな事なら 昨日焼いたケーキでも持ってくるんだった。 それに果物も…。
今日は 全てトイレで排泄できパンツを替える事はなかった。 今日からは 洋服の上から三角巾を吊る様にした。
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