母のタイムスリップ日記
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数日前 北海道の友人から届いた荷物。 いろんな種類のじゃが芋が入っていた。 「インカのめざめ」「キタアカリ」「十勝こがね」「キッツパアプル」 「レッドアンデス」とかだ。 お礼の電話を入れると「昨年はあったのに 今年ないものもある」と言うお話だった。「じゃが芋にも当たり年と言うものがあるみたいよ」と義姉の言葉を受けうった。 「あ〜そういう事なのね」と友人も納得していた。
そのじゃが芋を持って 施設に出かけた。 おやつにみんなで食べてもらおうと思って。 職員は「北海道からじゃが芋が送られてきました。おやつ如何ですか?」と入所者に声をかけてくださった。 「お〜 それはいいね」と反応が返ってきて 嬉しかった。
じゃが芋を洗って茹でて ほかほかの芋に 塩やバターを付けて戴く。 いつもなら ミキサーの人も 少しマッシュしただけで 食べられた。
母の食事…。 手は動くけれど 食べ物を口まで運ばない。運べないのか? 母だけに 柿とバナナを運んだ。 食べるという事にどれ程興味を示すか知りたかった。 先に「お腹空いてない?」と聞いて見る。 「空いている」と言う。 「お食事は ちゃんと食べた?」と聞くと 食べたという言葉より 食べている… 嫌な物は蓋をする…と言うような事を返してきた。 柿とバナナを出すと「あ〜」と言う。 何か判るけれど 言葉が出ないようなので「柿とバナナ」と言いテーブルの上に置いた。 母は食べようとして器から柿を持ち 少し食べた。でも直ぐに器をテーブルに置いた。次にバナナを持ち皮を剥き始めた。 それも少し食べて直ぐに置いた。 興味が分散して食べる事に集中しない様子だ。
介助せず言葉掛けで何とか食べられた。 集中できるように配慮が必要だ。 これをみんなと一緒の食事時にやったら 母のプライドが傷つくだろうか?
みんなでじゃが芋を食べる時 様子をみた。 母の他にも 介助が必要な方がいる。 その方の近くで 二人に聴こえるように声掛けをして食べて貰った。 途中 やっぱり食べるのをやめそうになったので「美味しいよね 一人で頑張って食べてよぉ〜」と言うと 母は自力で食べ始めた。するともう1人の方も自力で食べられた。 二人に拍手…。すると更に二人が自力で食べた。
おやつだし 量も少ない。それに「1人で食べられるのに…おかしい」と言う方が居ないのも幸いしたような気がする。
動作と動作が繋がらないかと心配で 紙風船をやったらちゃんと返す事が出来たし 歩くのだって道の選択だって意思表示は出来た。
入れ歯も変な時に外す事もなく 食べかすが頬の内側と歯茎の間に溜まる事も無いと言われた。 歯医者通院して良かった。 ギリギリまで行かなかった事は 私の反省すべき所だなぁ〜。
歯の方には不具合が無いという事で やはり頭の回路の問題か?それとも内臓の問題か?その辺は 希望を持ちながら見ていくしかない。
言葉は 意味が通じない事も多いが多少戻りつつある。 言葉数が減ったのは 風邪を引く前に我が家に泊まり 施設に戻った後私が泊まり込んだので 私が傍にいて欲しいという意思表示であったとも思う。 少しずつ 元に戻ってきているように感じる。 やはり 風邪の余波という事なんだろう。。。
在宅に戻すべき時が来ているような気がして この3日間 あれこれ考えた。 状況的に今すぐは無理なのだが 娘として非常に薄情ではないかと考え込んでしまった。
手前勝手な解釈だが 来年うちから徒歩4分の所にグループホームが建つ。 ここは 自立している人のための施設だが そこに入らせて貰いこちらが介助に通う事は出来ないだろうか…とも考えた。
家人にも思いは伝えた。 夫は「連れてくればいい」と言い 娘は渋っている。 娘の心配は 夫が全般的に家族にオンブしているのでその分 私の負担が増える事を危惧しているのだ。 そういう負担をかけていると夫は全く意識していない。
施設ともよく話し合いを持ちながら 解決策を探っていくしかない。
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