母のタイムスリップ日記
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投票を済ませてから 母の所に行った。
「母を投票所まで連れて行くべきだ」と思っている。 でも 今 文字を書く事すら出来ないし…。 言葉だって理解できない。 連れて行けなかった。。。
娘は 病の前に意思確認をしておいて その意思に沿う人に投票できれば良いのに…と残念がった。
つまり「9条を動かさない政党」「靖国神社参拝しない政党」 それは 母の意志である。 今のところ 自民党だって9条を動かすとは言ってないけれど…。 靖国神社参拝はねぇ〜。
政党の名前も自民と共産が変わらないけれど 後は母にもわからないだろう。もどかしい。。。
母は機嫌よく絵本を読んでいた。 途中で本のカバーを剥がして 折り紙のように折り始めたので 預かった。 本も遊び道具になりつつある。
居室に掃除機をかけた。ついでにホールも…。 それから 汚れ物は袋に詰め込んだ。 トイレ誘導後 お散歩に出る。 蒸して暑いのだが 風が強く吹き始めて半袖の母は寒がった。 寒いというのは気持ちだけで 風が皮膚に強く当たるから寒いように感じるのだとわかっていても あまりに「寒い」と言うのでサマーカーディガンを引っ掛けた。 母とおしゃべりしながら歩いていたら「もう喋らない…あんたがどっかに行くから…」と言った。 そして こちらから話しかけない限り 母から話す事はしばしなかった。 「どういう意味だろう?」とずっと考えていた。
ひょっとして いつも 私が帰る前 職員が気を利かせて母と話してくれる…それかな?
公園の小山を上った。 上る時は良いのだが 下りる時が少し大変。 私が谷川に立つと支える腕の位置が低くなり 母のバランスが悪く下り難そうだ。せめても同じ高さの所を並行して下りる方が安全の様だ。
ドラックストアに行って お買い物をした。ついでにアイスを買った。 施設に戻って アイスを食べた。 クーリッシュを先に母にあげた。「おいしい」と吸っていた。 私は何の迷いもなく ハーゲンダッツの最中を母の口に運んだ。 が 母は 外側の皮を口から出した。 「アイスよ」と言って数回試みたけれど やっぱり口から出した。 動作を良く見ると最中を吸い込んでいる。 そう 母はクーリッシュの食べ方で最中を食べようとしていたのだった。 前の仕草をひきずると言うのは最近多くなった。 おせんべいだって 半分まで食べると忘れてしまう。 目の前におせんべいがあってもだ。 介助が必要になっている。。。 でも出来る限り自力で出来る部分は自力で…と思う。
母自身がほんとにわからなくなっているという事に気が付いている。 会話していても「判らない」と言う言葉が多くなった。 聞いてる中味は理解できても どう答えて良いのかほんとにわからない様子だ。ほんとに切ない。。。 怒りの言葉でも汚い言葉でもいい。。。話せればいいのに…。
施設のおやつも食べて お茶も飲んでジュースも飲んで…ゆっくりした。 私が外を見ると「帰るの?」と聞いてきた。 「うん そうだね」と言うと「私も帰る」と言う。 「何処へ?」とはぐらかすと「家に」と言う。 「ふるさとのうち?」と聞くと「そう」と言う。 でも 判るんだ。 ほんとは 私と一緒に私の家に行きたいのだと…。 母は もう言葉を使ってそう言えなくなっている…。
まだ表情や言葉の端々から感じ取れるけれど…正確にはつかめ切れていないような気がする。。。 心通訳機と言うものが出来れば良いのになぁ〜。
さて 選挙の話しに戻って。。。 8時過ぎから開票が始まった。 投票所の雰囲気からも自民圧勝は感じられた。
9時過ぎ辺りから もうラジオのスイッチは切った。 気分がよろしくないから。。。 結果を知るのは 明日の新聞でも十分だもの。。。ため息。。。
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