母のタイムスリップ日記
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2003年06月19日(木) 母はアイデアマン

 おととい編みかけていた細編みの小さな帽子は、長編み+メリヤス編みのマフラーと化していた。
編み物をする方なら「えっ」と思われるでしょう。
「長編みからメリヤス編みのマフラーって?」
細編みは、鈎針で編んでいました。長編みも鈎針で編み始めていました。
でも、作業を中断したのでしょう(想像)
鈎針をどっかにおいて、自力では探せなかったのだろうな。
鈎針は一本しか出して上げてないのです。
職員に申し出なかったのかな?
きっと、言いに出かけても何の用だったか忘れてしまうのだろうな…。
糸は在っても鈎針がなければ編めない。

ですよね。
ところが、その続きがメリヤス編みです。

何で編んでいたと思います?
えー。
色鉛筆です。
確かに編めない事はないですよね。

驚きました。
塗り絵が出来るようにと、テーブルの上には色鉛筆を出してありました。
其れを使って編み物をしていたのです。
「頭いい!!」
鉛筆の先はとがっているから、編み棒にできたのですね。

メリヤス編みの仕上がりは、指編みのような風情がありました。

しまった場所を忘れてしまう事は不便だろうな。
きっと、あちこち探したのだろうな。
そう思うとちょっと可哀想である。

直ぐに居室内の母の置きそうな場所を探した。
一分もしないうちに見つかった。コップにさしてありました。
別の糸を出して、また 編み物をして貰った。

暇が嫌のなのだろう。
編み物ができて良かったね。

その後、家で入浴させようと施設を出た。
しかし、今日は暑かった。
母の頭をみたら、ぼさぼさだった。
暑くて、汗を何度も拭いたのだろう。
髪も伸び始めていたのでバスを途中で降りて行きつけの美容院に寄った。
シャンプーカット。襟足はこれから暑くなるので短くしてくれた。
美容院の香りがぷんぷん。
野菜を仕入れに、農家の人の開く市へ寄った。
「久しぶりですね」と声をかけてくれた。
母は、ニコニコと笑顔を振りまく。
野菜の名前をあてっこしながら買い物をした。
水分補給のため、お菓子屋さんにより、小さめにソフトクリームを作ってもらった。母は、ゆっくりと舐めていた。
その間に急ぎ他の店で用を足した。

また、バスに乗り家に着き、休息。おやつタイム。
入浴して、施設へと戻った。


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