母のタイムスリップ日記
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| 2003年06月14日(土) |
笑ってはしまったけど… |
リハのために迎えに出向き、新しいTシャツを下ろした。 其れは、暗めの黄色の地にブルーや、オレンジなどの細いストライプの入ったTシャツである。 モスグリーンや、紺色系のものが多いのだがちょっとイメチェンしてみた。 母もいつもと違う色に驚きまた笑顔が見られた。 職員の目にも留まり「おーっ」と若々しい母の姿に驚いていた。
家に着くと先日の故郷の集まりに参加した方から「さくらんぼ」が届いた。 昨年も別の方が気にかけて送ってくれるようになっていた。 何だか申し訳ない。 でも「家で獲れたの」と言っていたのでありがたく戴く。 母には、いの一番に食べてもらった。
リハが始ると母は気持ちよさそうに寝入ってしまった。 リハが終えると両手を付いて「有難うございました」と決まって御礼を言っているのに今日は其の儘寝入ってしまった。 暫く其の儘にした。 その後、入浴、洗髪。 最近は、蒸し暑いのでやはり毎日でもお風呂に入れて上げたい。 気持ちよさそうにお風呂に浸かっていた。
入浴後、腹痛を訴えたのでトイレに誘導してみたけれど出ない。 仕方がないので、小雨の中 傘をさして散歩。 お花を見ながら、歩いた。 家が見えた時家を指して「この家には行きたくない。福しい家だから」と言った。入るのを嫌がるかなと不安になったが玄関に向き合った時にはもう大丈夫だった。 ダイニングでコーラを飲ませていると庭のアジサイの花を数え始めた。 「いち、にい、・・・・ごじゅう。」 「おいおい、そんなに咲いてた?」数えてみたらそこまでは咲いてなくて35位はあった。きっと、数えた所も忘れて更に数えたのだろう。
夕食にぎりぎりの時間となり施設へと戻った。 居室を整理していたら、母の文字が見えた。 先日の「おかちゃんの誕生日」の続きもあった。 おかちゃんの日 あした。たんじょうび おかちゃんの日 そよそよ かぜがふいてます あおいはっぱ ようふくの日 みんな一緒の日 わすれられない日 いつもおぼえている日 そよそよ風がふいてます これは、デパートに行き父の日の広告を見た日であり、また、母の洋服を買った日でもある。 その紙の裏には おかちゃん あそんで おかちゃん あそんで あそんでー また、別の紙には 隅の方に小さな文字で おかちゃんと同じ・字が同じです。 同じ字同じ字おかちゃんと同じ字 です。 とあった。 私は、最近 紙に歌詞を書いて母のテーブルの上に置いて来る。 その歌を書き写したものも有った。 一人で何かを書くのであれば、其れも良いだろうとB4サイズの紙を数枚も出しておく。 そこに思い付いた言葉を書くのであろう。 書き込む事で何かが解消されれば其れはそれで良い事なのではないかと思ったりである。 母の文字を読みながら笑ってしまったけれど、でも、とても切ない気持ちに襲われてしまった。
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